マネジメントレビューとは?まねじめんとれびゅー
マネジメントレビューとは、トップマネジメントが、あらかじめ定めた間隔でSMSとサービスの適切性・妥当性・有効性を評価する活動である。内部監査の結果、顧客満足度と苦情、SLAの達成状況、是正処置の状況、改善の機会などをインプットとし、改善の機会の決定とSMSやサービスの変更の必要性への対応、資源配分の決定をアウトプットとする。結果は文書化した情報として残す必要がある。
最終更新:2026-10-06
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現場が改善案を挙げても、要員や予算を伴う打ち手は現場の権限では決められず、提案が滞留していく。決める権限を持つ層が定期的に実績を見て判断する場を要求事項として置くことで、改善を経営の意思決定に接続した。運用の成果が経営に伝わりにくいという構造的な問題に対して、規格が用意した経路がこの会議である。
具体例
半期に一度、役員が出席する会議で、SLAの達成状況、重大インシデントの件数と傾向、内部監査の指摘と是正状況、顧客満足度調査の結果を報告し、次期の投資額・要員配置・改善テーマを決めて議事録に残す。
試験での引っ掛け
実施主体はトップマネジメントであり、サービスマネージャや実務担当者が集まる運用会議はマネジメントレビューではない。「必要が生じたときに実施する」ではなく、あらかじめ定めた間隔で実施することが要求事項である。内部監査の結果はここへのインプットであって、逆ではない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和4年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問8(IPA)解説で登場
JIS Q 20000-1:2020(サービスマネジメントシステム要求事項)を適用している組織において、サービスマネジメントシステム(SMS)が次の要求事項に適…
正解:内部監査
要点:規格と自組織の要求事項への適合を定期に確かめるのが内部監査
組織自身が定めた要求事項とJIS Q 20000-1の要求事項の双方に適合しているかどうかの情報を得るため、あらかじめ定めた間隔で実施するのは内部監査である。マネジメントレビューは、内部監査の結果などを含むインプットをもとにトップマネジメントがSMSの適切性・妥当性・有効性をレビューするもので、適合性の情報を集める活動そのものではない。
出典:令和5年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問8(IPA)
JIS Q 20000-1:2020(サービスマネジメントシステム要求事項)によれば、パフォーマンス評価の一つである“マネジメントレビュー”の要求事項のうち、適…
正解:アウトプットには、継続的改善の機会に関する決定を含まなければならない。
要点:マネジメントレビューの出力には改善の機会に関する決定を含める
マネジメントレビューはトップマネジメントがSMSの適切性・妥当性・有効性を定期的に見直す活動で、そのアウトプットには継続的改善の機会に関する決定と、SMSの変更の必要性に関する決定を含めなければならない。他の選択肢は、SLAの内容(サービスレベル管理)、改善の評価基準、サービス要求事項の決定と文書化という、いずれも別条項の要求事項である。
出典:令和7年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問9(IPA)
JIS Q 20000-1:2020(サービスマネジメントシステム要求事項)によれば、パフォーマンス評価の一つである“マネジメントレビュー”の要求事項のうち、適…
正解:アウトプットには、継続的改善の機会に関する決定を含まなければならない。
要点:マネジメントレビューの出力には継続的改善の機会の決定を含める
マネジメントレビューはトップマネジメントがSMSの適切性・妥当性・有効性を評価する活動で、そのアウトプットには継続的改善の機会に関する決定と、SMSの変更の必要性に関する決定を含めなければならない。他の選択肢はSLAの内容、改善の評価基準、サービス要求事項の決定といった別の箇条の要求事項である。
出典・参考
公式シラバスの3パフォーマンス評価及び改善 > 3-1パフォーマンス評価に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。