内部監査とは?
内部監査とは、SMSが自組織の要求事項と規格の要求事項に適合しているか、有効に実施され維持されているかを、組織自らが確かめる活動。監査プログラムを計画し、監査基準と範囲を定め、客観性と公平性を確保できる監査員を選定して実施する。
ITサービスマネージャ試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2024年度)。
ないぶかんさ
内部監査の意味
SMSが自組織の要求事項と規格の要求事項に適合しているか、有効に実施され維持されているかを、組織自らが確かめる活動。監査プログラムを計画し、監査基準と範囲を定め、客観性と公平性を確保できる監査員を選定して実施する。
内部監査の具体例
変更管理プロセスについて、直近半年の変更記録を抽出し、承認記録と後退計画の有無を規程と突き合わせて確認する。
内部監査は試験でどう引っ掛けられる?
監査員は自らの仕事を監査してはならない(客観性の確保)。また監査の結果はマネジメントレビューへのインプットとなる。
内部監査と関連する用語
内部監査が出た過去問
JIS Q 20000-1の“サービスマネジメントシステムの監視及びレビュー”の要求事項のうち、適切なものはどれか。
正解:監査員は、自らの仕事を監査してはならない。
要点:内部監査では監査員は自身の担当業務を監査できない
JIS Q 20000-1の内部監査に関する要求事項では、監査の客観性を確保するため、監査員は自らが関与した業務を監査してはならないと定めている。監査の基準・範囲・頻度・方法はあらかじめ文書化した手順で定義し、結果は適切な利害関係者へ報告することが求められる。
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問4(IPA)金融庁の“財務報告に係る内部統制の評価及び監査の基準”における、内部統制に関係を有する者の役割と責任の記述のうち、適切なものはどれか。
正解:内部監査人は、モニタリングの一環として、内部統制の整備及び運用状況を検討、評価し、必要に応じて、その改善を促す職務を担っている。
要点:内部統制の整備責任は経営者、評価と改善促進が内部監査人
内部統制の評価及び監査の基準では、内部監査人はモニタリングの一環として内部統制の整備・運用状況を検討・評価し、必要に応じて改善を促す職務を担うとされている。整備・運用の最終責任は経営者にあり、監査役等は独立した立場から経営者の職務執行を監視・検証する役割を負う。株主は直接の整備責任を負わない。
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問15(IPA)JIS Q 20000-1:2020(サービスマネジメントシステム要求事項)を適用している組織において、サービスマネジメントシステム(SMS)が次の要求事項に適…
正解:内部監査
要点:規格と自組織の要求事項への適合を定期に確かめるのが内部監査
組織自身が定めた要求事項とJIS Q 20000-1の要求事項の双方に適合しているかどうかの情報を得るため、あらかじめ定めた間隔で実施するのは内部監査である。マネジメントレビューは、内部監査の結果などを含むインプットをもとにトップマネジメントがSMSの適切性・妥当性・有効性をレビューするもので、適合性の情報を集める活動そのものではない。
出典:令和4年度 春期 ITサービスマネージャ試験 am2 問8(IPA)JIS Q 20000-1:2020(サービスマネジメントシステム要求事項)によれば、内部監査の要求事項のうち、適切なものはどれか。
正解:各監査について、監査の基準及び監査範囲を明確にする。
要点:内部監査は基準と範囲を明確にし、客観性を確保して定期実施する
内部監査では、各監査について監査の基準(何に照らして判定するか)と監査範囲を明確にすることが求められる。実施時期はあらかじめ定めた間隔で計画するもので、問題が見つかったときだけ行うものではない。また監査員は客観性と公平性を確保するため自分の業務を監査してはならず、監査プログラムの計画では前回までの監査結果を考慮する必要がある。
出典:令和6年度 春期 ITサービスマネージャ試験 am2 問5(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。