プロキシサーバとは?ぷろきしさーば
プロキシサーバとは、クライアントとサーバの間に立ち、一方の代理として通信を中継するサーバ。内部の利用者に代わって外部へ出ていくのがフォワードプロキシ、外部からの要求を公開サーバに代わって受けるのがリバースプロキシで、代理する向きが逆になる。
最終更新:2026-10-07
この語が出る過去問を解く →背景
内部の端末を外部へ直接つながせると、端末が外に晒され、どこへ何を送ったかの記録も残らない。逆に公開サーバを直接晒せば、その1台の障害や過負荷がそのままサービス停止になり、内部アドレスの構成も見えてしまう。通信をいったん受け止める1点を設ければ、そこで検査・記録・分散・暗号処理をまとめて行える——この集約点として置かれるのがプロキシ。
具体例
フォワード側ではURLフィルタリングやアクセスログの取得、キャッシュによる高速化ができる。リバース側では負荷分散、TLS処理の集約(SSL/TLSアクセラレーター)、WAF(Web Application Firewall)の設置点、公開サーバのアドレス隠蔽が代表的な役目になる。
試験での引っ掛け
向きを取り違える選択肢が定番で、負荷分散やTLS処理の集約をフォワードプロキシの機能として挙げていたら誤り。アプリケーション層で中身を解釈して中継する点で、アドレスとポートを機械的に書き換えるだけのNAT・IPマスカレード(NAPT)とも別物になる。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問13(IPA)
クライアント証明書で利用者を認証するリバースプロキシサーバを用いて、複数のWebサーバにシングルサインオンを行うシステムがある。このシステムに関する記述のうち、…
正解:利用者IDなどの情報をWebサーバに送信するのは、利用者のPCではなく、リバースプロキシサーバである。
要点:リバースプロキシ型SSOは代理認証しIDを各サーバに渡す
リバースプロキシ型のシングルサインオンでは、利用者からの通信をいったんリバースプロキシが受け止め、クライアント証明書によって本人確認を行う。認証に成功すると、プロキシが利用者IDなどの認証済み情報を後段の各Webサーバへ引き渡すので、各サーバは個別に認証しなくてよい。クライアント証明書はあらかじめ利用者のPCに導入しておくもので、サーバ側が配布する流れではない。
出典:令和4年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問17(IPA)
問題は発生していないが、プログラムの仕様書と現状のソースコードとの不整合を解消するために、リバースエンジニアリングの手法を使って仕様書を作成し直す。これはソフト…
正解:完全化保守
要点:保守性向上を狙った修正は完全化保守に分類される
JIS X 0161ではソフトウェア保守を、是正・予防・適応・完全化の4つに分類する。完全化保守は、引渡し後のソフトウェアの性能や保守性を改善するために行う修正で、障害の発生とは無関係に実施される。仕様書とコードの食い違いを解消して以後の保守をしやすくする作業は、この完全化保守に当たる。
出典:令和7年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問11(IPA)
リバースプロキシの説明として、適切なものはどれか。
正解:インターネットから内部ネットワークの公開Webサーバへの通信を、中継するために利用される。
要点:リバースプロキシは外部から公開サーバへの要求を代理受信
リバースプロキシは、公開サーバの手前に置かれ、インターネット側からの要求を受けて内部の実サーバへ中継する。クライアントからはリバースプロキシが目的のサーバに見えるため、実サーバの隠蔽、負荷分散、SSL処理の集約などが行える。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 2. データ通信と制御 > (3) ネットワーク接続に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。