MACアドレスとは?まっくあどれす
MACアドレス(Media Access Control address)は、LAN上の機器の通信インタフェースに付けられた48ビットの識別子で、データリンク層で通信相手を指定するために使う。先頭24ビットが製造者を表すOUI、残り24ビットが製造者が割り当てる番号。レイヤ2スイッチはこのアドレスを学習して転送先ポートを決める。
最終更新:2026-10-07
この語が出る過去問を解く →背景
同じケーブルやセグメントを共有する機器が「いま流れているフレームは自分宛か」を判断できなければ、通信は成立しない。ネットワークの構成や場所とは無関係に、機器そのものに固定的な番号を与えて識別する層を用意したのがMACアドレスで、場所(ネットワーク上の位置)を表すIPアドレスと役割を分担する。午前I(科目A-1)では、この二つの役割の違いを問う形で出る。
具体例
同一セグメント内の相手へフレームを送るときは、宛先IPアドレスからARPでMACアドレスを解決し、それを宛先に入れて送出する。ルータを越える通信では、始点と終点のIPアドレスは変わらないのに、宛先MACアドレスだけが区間ごとに次の中継装置のものへ書き換わる。
試験での引っ掛け
「世界で一意だから重複しない」は誤り。仮想マシンでは任意に設定でき、iOSやAndroidの端末はプライバシー保護のためWi-Fi接続先ごとにランダム化する。したがってMACアドレスフィルタリングは強い認証手段にならない。またMACアドレスはセグメント内でしか意味を持たず、ルータを越えて相手まで届くわけではない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問11(IPA)
TCP/IPネットワークにおけるARPの説明として、適切なものはどれか。
正解:IPアドレスからMACアドレスを得るプロトコルである。
要点:ARPはIPアドレスからMACアドレスを解決する
ARP(Address Resolution Protocol)は、通信相手のIPアドレスから同一データリンク上のMACアドレスを求めるプロトコルである。ブロードキャストで問い合わせを送り、該当ホストがユニキャストで自分のMACアドレスを返す。結果は一定時間ARPキャッシュに保持される。
出典:平成30年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問11(IPA)解説で登場
CSMA/CD方式のLANで使用されるスイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)は、フレームの蓄積機能、速度変換機能や交換機能をもっている。このようなスイッチングハブ…
正解:ブリッジ
要点:レイヤ2スイッチはデータリンク層の装置で、ブリッジと同階層
スイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)はMACアドレスを見てフレームを転送する装置で、OSI基本参照モデルのデータリンク層(第2層)で動作する。同じ第2層でフレームを蓄積・転送し、ネットワークを分割する装置がブリッジであり、スイッチングハブは多ポート化されたブリッジと言える。
出典:平成31年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問11(IPA)
図のようなIPネットワークのLAN環境で、ホストAからホストBにパケットを送信する。LAN1において、パケット内のイーサネットフレームの宛先とIPデータグラムの…
正解:イーサネットフレームの宛先=MAC3、IPデータグラムの宛先=IP2
要点:宛先IPは最終終点、宛先MACは同一LAN上の次ホップを指す
IPデータグラムの宛先アドレスは、経路の途中で変わらず最終的な相手であるホストBのIP2のままである。一方、イーサネットフレームの宛先MACアドレスは同一LAN内の次の転送先を指すので、LAN1ではルータのLAN1側インタフェースであるMAC3になる。この「IPは終点、MACは次ホップ」という使い分けが要点である。
出典:令和3年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問10(IPA)
TCP/IPネットワークにおけるARPの説明として、適切なものはどれか。
正解:IPアドレスからMACアドレスを得るプロトコルである。
要点:ARPはIPアドレスからMACアドレスを解決する
ARP(Address Resolution Protocol)は、通信相手のIPアドレスから対応するMACアドレスを求めるプロトコルである。同一リンク内にブロードキャストで問い合わせ、該当ホストがユニキャストで自分のMACアドレスを返す。結果はARPキャッシュに一定時間保持される。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。