高度試験午前I暗記無料で始める

TCPとは?てぃーしーぴー

TCPは、トランスポート層でコネクションを確立し、確認応答と再送・順序制御・フロー制御・輻輳制御によって信頼性のあるデータ転送を行うプロトコル。開始時は3ウェイハンドシェイク(SYN→SYN+ACK→ACK)で接続し、ポート番号で相手のアプリケーションを識別する。連続して送れる量はウィンドウサイズで決まり、スループットの上限はウィンドウサイズ÷RTTで見積もる。

最終更新:2026-10-07

試験情報

高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では5回出題され、ほかに1問の解説で触れられています(2016年度〜2023年度)。

高度試験・午前I(全区分共通)の頻出用語/午前I(全区分共通)

別名:Transmission Control Protocol、伝送制御プロトコル

この語が出る過去問を解く →

背景

下位のIPはパケットを届ける努力をするだけで、途中の輻輳による廃棄・順序の入れ替わり・重複を防がない。これをアプリケーションごとに個別実装すると同じ仕組みを何度も作ることになるため、信頼性の面倒をトランスポート層にまとめたのがTCPである。ヘッダ20バイトと確認応答待ちのぶん遅延は増えるが、欠落や順序の乱れを上位から見えなくする。午前I(科目A-1)ではUDPとの使い分けとウィンドウ計算が定番の切り口になる。

具体例

メールを送るSMTP、受け取るIMAP、遠隔操作のSSHは、いずれもTCPの上で動く。1バイトの欠落も許されない用途では、欠けを見つけて送り直す層を誰かが持たねばならないからである。逆にNTPの時刻同期やDNSの問合せはUDPを使い、失われたら上位でやり直せばよいと割り切っている。

試験での引っ掛け

TCPは通信路で誤りが起きないようにするのではなく、起きた誤りを検出して送り直すだけで、その代償として遅延が増える。確立は3ウェイ・切断は原則4ウェイという回数の非対称も狙われる。フロー制御は受信側の処理能力に合わせる仕組み、輻輳制御は網の混雑に対処する仕組みで、合わせる相手が違う。

関連用語

出た過去問

問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

この語が出る過去問を解く →

試験での特徴
  • 試験では5回出題(2016年度〜2023年度)
  • 分野:午前I(全区分共通)
  • TCPは通信路で誤りが起きないようにするのではなく、起きた誤りを検出して送り直すだけで、その代償として遅延が増える。