IPv6とは?あいぴーぶいろく
IPv6とは、アドレス長を128ビットへ拡張したIP。枯渇の解消に加え、ヘッダの簡素化、経路途中のルータでの分割処理の廃止、ルータ広告によるアドレスの自動設定が特徴。表記は16進4桁をコロンで区切り、連続する0のブロックは「::」で1回だけ省略できる。
最終更新:2026-10-07
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IPv4の32ビットは約43億通りで、1台に1つ配れる規模ではなくなった。NATで延命したものの、内側から外への通信を前提とする作りが端末どうしの直接通信を妨げる副作用も抱えた。アドレス空間の拡大に合わせ、20年余りの運用で分かった無駄をヘッダから削ったのがこの版になる。
具体例
端末はDHCPサーバを立てなくても、ルータが流すプレフィックスの通知から自分でアドレスを組み立てて通信を始められる。IPv4しか話せない機器が残る間は、両方のスタックを併走させるか、IPv6網の中をIPv4パケットがトンネルで通る形をとる。
試験での引っ掛け
IPv4との互換性はなく、そのままでは相互に通信できない。「NATが不要だから安全」も誤りで、外部から直接届くぶんフィルタリングの設計はむしろ重要になる。省略の「::」は1つのアドレスに1回しか使えない。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問12(IPA)
IPv6において、拡張ヘッダを利用することによって実現できるセキュリティ機能はどれか。
正解:暗号化機能
要点:IPv6の拡張ヘッダはIPsecの暗号化機能を提供する
IPv6では基本ヘッダの後ろに拡張ヘッダを連ねる構造を採り、認証ヘッダ(AH)と暗号ペイロード(ESP)が定義されている。ESPの拡張ヘッダを用いることでペイロードの暗号化が実現でき、IPsecの機能が仕様として組み込まれている点が特徴である。
出典:令和2年度 10月試験 高度試験 午前Ⅰ 問12(IPA)
PCからサーバに対し、IPv6を利用した通信を行う場合、ネットワーク層で暗号化を行うときに利用するものはどれか。
正解:IPsec
要点:ネットワーク層で暗号化・認証を行うのはIPsec
IPsecは、IP層(ネットワーク層)で認証と暗号化を行うプロトコル群で、AHが完全性・認証、ESPが暗号化を担う。IPv6では当初から実装が前提とされており、上位のアプリケーションを変更せずに通信全体を保護できる。他の選択肢はいずれも別の層で動作する。
出典:令和6年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問15(IPA)
PCからサーバに対し、IPv6を利用した通信を行う場合、ネットワーク層で暗号化を行うときに利用するものはどれか。
正解:IPsec
要点:ネットワーク層の暗号化はIPsecが担う
IPsecはネットワーク層(IP層)で認証と暗号化を行うプロトコル群で、ESP(IPsecで暗号化と認証を行う方式)によってIPパケットのペイロードを暗号化できる。IPv6では当初から利用が想定されており、上位のアプリケーションを変更せずに通信を保護できる点が利点である。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. ネットワーク方式 > (7) インターネット技術に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。