インタフェースとは?いんたふぇーす
インタフェースとは、「何ができるか」だけを決め、「どう実現するか」は実装側に委ねる呼び出しの約束事。オブジェクト指向言語では操作の並びだけを宣言した型を指し、設計一般ではモジュール間で受け渡す引数・戻り値・順序の取り決めを指す。いずれも、約束を固定して中身を差し替えられるようにするための仕組み。
最終更新:2026-10-07
この語が出る過去問を解く →背景
呼び出す側が呼ばれる側の作りに直接依存していると、片方を替えるたびにもう片方も直すことになり、並行して開発することも、一部だけ差し替えて試すこともできない。間に「守るべき約束」だけを置いて依存の向きをそこへ集めれば、実装は後から足せる。テスト時にダミー実装(スタブ)へ置き換えられるのも、同じ理屈による。
具体例
「印刷できる」という操作だけを決めたインタフェースを用意すれば、プリンタ出力クラスもPDF出力クラスも同じ呼び出しで扱え、後から出力先を足しても呼び出し側は変わらない。JavaのList型に対してArrayListとLinkedListを差し替えられるのが、この形の代表例。
試験での引っ掛け
画面のユーザインタフェース(UI)と、プログラム間の接点としてのインタフェースが同じ語で出題されるため、文脈で読み分ける必要がある。また原則として実装を持たないので、「共通処理をここに書ける」と考えると誤答する。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成30年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問19(IPA)解説で登場
ソフトウェアの機能量に着目して開発規模を見積もるファンクションポイント法で、調整前FPを求めるために必要となる情報はどれか。
正解:画面数
要点:FP法は画面・帳票・ファイルなど機能の数から規模を測る
ファンクションポイント法は、利用者から見える機能の量からシステムの規模を測る手法である。外部入力・外部出力・外部照会・内部論理ファイル・外部インタフェースファイルの5種類のファンクションを数え、複雑度で重み付けして調整前FPを算出する。画面数は外部入力・外部出力・外部照会の件数に直結するので必要な情報である。
出典:平成30年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問16(IPA)
出典:平成31年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問11(IPA)
図のようなIPネットワークのLAN環境で、ホストAからホストBにパケットを送信する。LAN1において、パケット内のイーサネットフレームの宛先とIPデータグラムの…
正解:イーサネットフレームの宛先=MAC3、IPデータグラムの宛先=IP2
要点:宛先IPは最終終点、宛先MACは同一LAN上の次ホップを指す
IPデータグラムの宛先アドレスは、経路の途中で変わらず最終的な相手であるホストBのIP2のままである。一方、イーサネットフレームの宛先MACアドレスは同一LAN内の次の転送先を指すので、LAN1ではルータのLAN1側インタフェースであるMAC3になる。この「IPは終点、MACは次ホップ」という使い分けが要点である。
出典:令和2年度 10月試験 高度試験 午前Ⅰ 問24(IPA)解説で登場
SOAの説明はどれか。
正解:利用者の視点から業務システムの機能を幾つかの独立した部品に分けることによって、業務プロセスとの対応付けや他ソフトウェアとの連携を容易にする手法
要点:SOAは業務機能をサービス単位に分けて組み合わせる設計思想
SOA(サービス指向アーキテクチャ)は、業務システムの機能を利用者から見た意味のある単位(サービス)として独立に切り出し、それらを組み合わせてシステムを構成する考え方である。サービス単位が業務プロセスと対応付けやすく、標準的なインタフェースで公開するため他システムとの連携も容易になる。業務変更への追随を速くできる点が利点である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。