保守性とは?
保守性とは、JIS X 25010の主特性の1つで、修正のしやすさを表す。副特性はモジュール性、再利用性、解析性、修正性、試験性。長期に使う基幹システムでは総保有コストを左右するため、方式設計の段階で構造として作り込む対象になる。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では2回出題されています(2016年度〜2017年度)。
ほしゅせい
保守性の意味
JIS X 25010の主特性の1つで、修正のしやすさを表す。副特性はモジュール性、再利用性、解析性、修正性、試験性。長期に使う基幹システムでは総保有コストを左右するため、方式設計の段階で構造として作り込む対象になる。
保守性の具体例
制度改正で税率が変わる箇所を設定ファイルへ外出しし(修正性)、業務ロジックを層で分離して影響範囲を追えるようにし(モジュール性・解析性)、自動テストで回帰確認できる状態を作る(試験性)ことを非機能要件として定義する。
保守性は試験でどう引っ掛けられる?
稼働後の運用体制や要員数の話に流れがちだが、品質特性としての保守性は製品そのものの性質。また試験性は「テストしてあること」ではなく「テストしやすい構造か」を指す。使用性とは対象(利用者か保守者か)が違う。
保守性と関連する用語
保守性が出た過去問
ソフトウェアの品質特性のうちの保守性に影響するものはどれか。
正解:ソフトウェアにある欠陥の診断又は故障原因の追究,及びソフトウェアの修正箇所を識別しやすいかどうか。
要点:保守性の副特性は解析性・変更性・安定性・試験性
保守性は、修正のしやすさに関わる品質特性である。欠陥の診断や故障原因の特定、修正すべき箇所の識別のしやすさは解析性と呼ばれ、保守性の副特性に含まれる。他の選択肢は使用性・信頼性・効率性の説明であり、保守作業のしやすさとは別の観点である。
出典:平成28年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問16(IPA)品質の定量的評価の指標のうち、ソフトウェアの保守性の評価指標になるものはどれか。
正解:(修正時間の合計)÷(修正件数)
要点:保守性は平均修正時間、信頼性は誤り密度で測る
保守性は不具合の修正のしやすさを表すので、1件あたりどれだけ早く直せるかが指標になる。修正時間の合計を修正件数で割った平均修正時間が短いほど保守しやすいと評価できる。誤り密度は信頼性、変更行数の比率は移植性、改良要求件数は別の観点の指標である。
出典:平成29年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問19(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。