アローダイアグラム(PERT図)とは?あろーだいあぐらむ(ぱーとず)
アローダイアグラム(PERT図)とは、作業を矢線、作業の区切りを結合点で表し、順序関係と所要日数を図にした日程計画の手法。最早結合点時刻と最遅結合点時刻を求めるとクリティカルパスと各作業の余裕日数が出るため、どこを短縮すれば全体が縮むのかを数字で示せる。試験では所要日数や短縮効果を計算させる形で出る。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
並行して進む作業が絡み合うと、どの遅れが全体に響き、どの遅れなら吸収できるのかが経験と勘の話になる。前後関係と日数を図にして時刻を計算すれば、その判断が誰にでも同じ答えとして出せる。要員を融通する先や、費用をかけて短縮する対象を、根拠を示して選べるようになる。
具体例
1950年代の米海軍ポラリス計画で使われたPERTが源流で、Microsoft ProjectやRedmineのガントチャートも同じ計算を裏で回している。結合点1→2が5日、1→3が3日、2→4が4日、3→4が2日なら、結合点4の最早時刻はmax(5+4, 3+2)で9日。経路1-2-4がクリティカルパスで、1-3-4には4日の余裕がある。
試験での引っ掛け
点線のダミー作業を実作業と同じに扱う誤りが多い。所要日数は0日で資源も食わないが、順序関係を表しているので経路の計算には必ず入れる——省くと最早時刻を取り違える。もう一点、クリティカルパス上に無い作業をいくら短縮しても全体日数は1日も縮まない。短縮の効果を問う設問はここを突いてくる。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問19(IPA)
アローダイアグラムで表される日程のプロジェクトにおいて、現在のクリティカルパスは作業A、D、I、Jである。作業Dを2日、作業Jを1日短縮するとき、作業Fの総余裕…
正解:1
要点:総余裕日数の減少は、全体所要日数が縮んだ分から、その作業を通る経路が縮んだ分を引いた日数になる
作業Fの総余裕日数は、全体所要日数から、Fを通る経路(B→F→J)の日数を引いて求める。当初はA→D→I→Jが17日で最長、B→F→Jは13日なので、Fの総余裕日数は4日である。Dを2日、Jを1日短縮すると、A→D→I→Jは14日、B→E→I→Jは15日、C→G→Jは14日、C→Hは14日となり、全体所要日数は15日になる。B→F→Jは12日なので総余裕日数は3日となり、減少は1日である。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの5 プロジェクトマネジメント > 6. プロジェクトの時間 > (3) ツールと技法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。