PV・EV・AC(EVMの基本三要素)とは?
PV・EV・AC(EVMの基本三要素)とは、PVはその時点までに完了しているはずの作業を金額換算した計画価値、EVは実際に完了した作業を同じ計画単価で金額換算した出来高、ACはその作業に実際に要したコスト。試験ではこの3つからSV=EV−PV、CV=EV−ACを導き、遅れとコスト超過を切り分ける計算が問われる。
ITサービスマネージャ試験の過去問では2回出題されています(2016年度〜2018年度)。
ぴーぶい・いーぶい・えーしー(いーぶいえむのきほんさんようそ)
PV・EV・AC(EVMの基本三要素)の意味
PVはその時点までに完了しているはずの作業を金額換算した計画価値、EVは実際に完了した作業を同じ計画単価で金額換算した出来高、ACはその作業に実際に要したコスト。試験ではこの3つからSV=EV−PV、CV=EV−ACを導き、遅れとコスト超過を切り分ける計算が問われる。
PV・EV・AC(EVMの基本三要素)の具体例
総予算1,000万円の案件で、第8週時点のPVが500万円、EVが420万円、ACが480万円だった。SVは−80万円で予定より遅れ、CVは−60万円でコストも超過していると判断し、単純な要員追加ではなく作業範囲の見直しを先に検討した。
PV・EV・AC(EVMの基本三要素)は試験でどう引っ掛けられる?
ACが計画より少ないことは好調を意味しない。作業が進んでいないだけでACが小さい場合があるため、必ずEVと突き合わせて判断する。またEVは実際の単価ではなく計画単価で評価する点も間違えやすい。
PV・EV・AC(EVMの基本三要素)と関連する用語
PV・EV・AC(EVMの基本三要素)が出た過去問
プログラム160本の開発に期間40日間、総工数800人日を予定している。10日目終了時点の予定と実績は表のとおりであった。EVMによる進捗状況分析結果のうち、適…
正解:コスト効率は計画どおりだが、スケジュール効率が計画よりも低い。
要点:EVMはCPI=EV/AC、SPI=EV/PVで費用と進捗を分けて見る
1本当たりの計画工数は800÷160=5人日なので、10日目終了時点のEV(出来高)は30本×5=150人日、PVは200人日、ACは実績150人日である。CPI=EV÷AC=150÷150=1.0で費用効率は計画どおり、SPI=EV÷PV=150÷200=0.75で進捗は計画を下回る。したがってコストは計画どおりだがスケジュールが遅れている状態と判断できる。
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問16(IPA)システム開発のプロジェクトにおいて、EVMを活用したパフォーマンス管理をしている。開発途中のある時点でEV-PVの値が負であるとき、どのような状況を示しているか…
正解:プロジェクトの進捗が、計画より遅れている。
要点:EV−PV(SV)が負なら、その時点の進捗は計画より遅れ
EV−PVはスケジュール差異(SV)であり、これが負ということは、その時点までに計画していた出来高(PV)に対し実際の出来高(EV)が届いていないことを意味する。すなわち進捗が計画より遅れている状態を示す。将来的に完了日が遅れるかどうかは、以後の挽回次第なので、この値だけからは断定できない。
出典:平成30年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問17(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。