送信ドメイン認証とは?そうしんどめいんにんしょう
送信ドメイン認証とは、受信側のメールサーバが、届いたメールの送信元ドメインを詐称していないかDNSの情報を使って検証する仕組みの総称。SPFは送信元IPアドレスを、DKIMはディジタル署名を照合し、両者の結果に応じた扱いをドメイン所有者が宣言するのがDMARC。
最終更新:2026-10-07
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SMTPは送信者が名乗ったアドレスをそのまま受け入れる設計で、差出人欄はいくらでも詐称できる。フィッシングやビジネスメール詐欺がこの穴を突くため、ドメインの持ち主が「正規の送信元はここだ」とDNSで公表し、受信側がそれと突き合わせる後付けの層が必要になった。
具体例
DMARCのポリシーをp=rejectに設定すると、SPFもDKIMも通らないメールを受信側に拒否させられる。日本でもクレジットカード会社や通信事業者が、自社ドメインのなりすまし対策として設定を進めている。
試験での引っ掛け
送信者本人の認証はSMTP-AUTH(サブミッションポート587番と組み合わせる)が担い、ドメインの検証とは別の話。第三者中継(オープンリレー)は外部から外部へのメールを無条件に中継してしまう設定不備で、これもまた別論点。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和5年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問15(IPA)解説で登場
DKIM(DomainKeys Identified Mail)に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:送信側のメールサーバで電子メールにデジタル署名を付与し、受信側のメールサーバでそのデジタル署名を検証して送信元ドメインの認証を行う。
要点:DKIMはデジタル署名による送信ドメイン認証
DKIMは、送信側メールサーバが電子メールにデジタル署名を付け、受信側がDNSに公開されている公開鍵で署名を検証することで送信元ドメインの正当性を確認する仕組みである。署名の検証によりメールの改ざん検知と送信ドメイン認証を同時に実現する。
出典:令和5年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問14(IPA)
スパムメール対策として、サブミッションポート(ポート番号587)を導入する目的はどれか。
正解:SMTP-AUTHを使用して、メール送信者を認証する。
要点:サブミッションポート587はSMTP-AUTHで送信者を認証する
サブミッションポートは、メール送信者からメールサーバへの送信専用の窓口としてポート587を使う仕組みである。ここでSMTP-AUTHによる利用者認証を必須にすることで、認証を通った正規の利用者だけが送信できるようになり、迷惑メールの踏み台にされることを防ぐ。
出典:令和7年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問15(IPA)解説で登場
電子メールの送信時に、送信側メールサーバでデジタル署名を電子メールヘッダーに付与し、受信側メールサーバでそれを検証することで、送信元ドメインのなりすましや電子メ…
正解:DKIM
要点:DKIMは署名で送信ドメイン認証と改ざん検知を行う
DKIM(DomainKeys Identified Mail)は、送信側メールサーバが電子メールのヘッダーと本文からデジタル署名を作りDKIM-Signatureヘッダーに付与し、受信側がDNSで公開された公開鍵を取得して検証する仕組みである。これによりドメインのなりすましと伝送途中の改ざんを検知できる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。