メールサーバとは?
メールサーバは、電子メールの送信・受信・保管を行うためのサーバーである。利用者がメールを送信すると、送信側のメールサーバがSMTPを使って宛先のメールサーバへメールを転送し、受信者はPOPやIMAPといったプロトコルを使って自分宛のメールをメールサーバから取得する。企業や組織では、社内の全社員のメールを一元管理するために自社でメールサーバを運用したり、クラウド型のメールサービスを利用したりする。メールサーバの停止はビジネス上の連絡手段の停止に直結するため、可用性の確保が重要視される。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では5回出題されています(2020年度〜2025年度)。
メールサーバ
メールサーバの意味
メールサーバは、電子メールの送信・受信・保管を行うためのサーバーである。利用者がメールを送信すると、送信側のメールサーバがSMTPを使って宛先のメールサーバへメールを転送し、受信者はPOPやIMAPといったプロトコルを使って自分宛のメールをメールサーバから取得する。企業や組織では、社内の全社員のメールを一元管理するために自社でメールサーバを運用したり、クラウド型のメールサービスを利用したりする。メールサーバの停止はビジネス上の連絡手段の停止に直結するため、可用性の確保が重要視される。
メールサーバの具体例
会社のメールサーバが取引先からのメールを受信し、担当社員がOutlookなどのメールソフトでIMAP経由でそのメールを取得して確認する。
メールサーバは試験でどう引っ掛けられる?
送信を担うSMTPサーバと、受信・保管を担うPOP/IMAPサーバは役割が異なり、実際には複数のサーバーが連携してメールサーバ機能を構成していることが多い。
メールサーバと関連する用語
メールサーバが出た過去問
電子メールをスマートフォンで受信する際のメールサーバとスマートフォンとの間の通信をメール本文を含めて暗号化するプロトコルはどれか。
正解:IMAPS
要点:受信通信の暗号化はIMAPSやPOP3SなどTLS対応版を使う
IMAPSは、メールサーバ上のメールを操作する受信プロトコルIMAP4をTLSで保護したもので、認証情報からメール本文まで通信全体が暗号化される。既定では993番ポートを使う。受信の暗号化にはPOP3SやIMAPSを用いる、と押さえておけばよい。
出典:令和2年度 10月 高度共通_午前I試験 am1 問15(IPA)自社の中継用メールサーバで、接続元IPアドレス、電子メールの送信者のメールアドレスのドメイン名、及び電子メールの受信者のメールアドレスのドメイン名から成るログを…
正解:接続元IPアドレス:BBB.45.67.89、送信者ドメイン:a.b.d、受信者ドメイン:a.b.e
要点:外部から外部へ中継させてしまう状態が第三者中継
第三者中継とは、自組織と無関係な外部から外部へのメールを自社のメールサーバが転送してしまう状態である。接続元が社外のグローバルIPアドレスで、送信者ドメインも受信者ドメインも他社のものである組合せが該当する。社内からの送信や、自社宛の受信は正常な利用にあたる。
出典:令和5年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問13(IPA)DKIM(DomainKeys Identified Mail)に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:送信側のメールサーバで電子メールにデジタル署名を付与し、受信側のメールサーバでそのデジタル署名を検証して送信元ドメインの認証を行う。
要点:DKIMはデジタル署名による送信ドメイン認証
DKIMは、送信側メールサーバが電子メールにデジタル署名を付け、受信側がDNSに公開されている公開鍵で署名を検証することで送信元ドメインの正当性を確認する仕組みである。署名の検証によりメールの改ざん検知と送信ドメイン認証を同時に実現する。
出典:令和5年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問15(IPA)スパムメール対策として、サブミッションポート(ポート番号587)を導入する目的はどれか。
正解:SMTP-AUTHを使用して、メール送信者を認証する。
要点:サブミッションポート587はSMTP-AUTHで送信者を認証する
サブミッションポートは、メール送信者からメールサーバへの送信専用の窓口としてポート587を使う仕組みである。ここでSMTP-AUTHによる利用者認証を必須にすることで、認証を通った正規の利用者だけが送信できるようになり、迷惑メールの踏み台にされることを防ぐ。
出典:令和5年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問14(IPA)電子メールの送信時に、送信側メールサーバでデジタル署名を電子メールヘッダーに付与し、受信側メールサーバでそれを検証することで、送信元ドメインのなりすましや電子メ…
正解:DKIM
要点:DKIMは署名で送信ドメイン認証と改ざん検知を行う
DKIM(DomainKeys Identified Mail)は、送信側メールサーバが電子メールのヘッダーと本文からデジタル署名を作りDKIM-Signatureヘッダーに付与し、受信側がDNSで公開された公開鍵を取得して検証する仕組みである。これによりドメインのなりすましと伝送途中の改ざんを検知できる。
出典:令和7年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問15(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。