ブロードキャストとマルチキャストとは?ぶろーどきゃすととまるちきゃすと
ブロードキャストとマルチキャストとは、ユニキャストが1対1、ブロードキャストが同一ネットワーク内の全ノードへの一斉送信、マルチキャストは参加を表明した特定グループだけへの送信。マルチキャストは同じデータを経路上に1本だけ流して分岐点で複製するため、受信者が増えても送信側の帯域が増えない点が特徴になる。
最終更新:2026-10-07
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同じ映像を1,000人へ配るとき、1対1で送れば帯域は1,000倍必要になり、全員へ配れば興味のない機器まで処理を強いられる。宛先の指定を「1つ」と「全部」の二択にしておくと、この中間の要求に応えられない。そこで受信者側が参加を申告し、網がその範囲にだけ複製して届ける宛先の種別が用意された。IPv6ではブロードキャストが廃止され、マルチキャストに置き換えられている。
具体例
証券会社の相場配信は、同じ気配値を多数の端末へ同時に届けるマルチキャストの典型で、受信側がIGMPで参加を申告し、スイッチは要求のあったポートへだけ複製して流す。これに対し、同一セグメント内でIPアドレスからMACアドレスを引くARPの問合せは、相手を特定できないためブロードキャストで送られる。
試験での引っ掛け
ブロードキャストはルータを越えず同一ブロードキャストドメイン内にとどまるため、セグメントを分ければ影響範囲を限定できる。逆にVLANを大きく作りすぎるとブロードキャストストームで全体が止まる。マルチキャストの受信管理はIGMPで、経路制御を行うルーティングプロトコルとは役割が別である点も混同しやすい。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問11(IPA)解説で登場
TCP/IPネットワークにおけるARPの説明として、適切なものはどれか。
正解:IPアドレスからMACアドレスを得るプロトコルである。
要点:ARPはIPアドレスからMACアドレスを解決する
ARP(Address Resolution Protocol)は、通信相手のIPアドレスから同一データリンク上のMACアドレスを求めるプロトコルである。ブロードキャストで問い合わせを送り、該当ホストがユニキャストで自分のMACアドレスを返す。結果は一定時間ARPキャッシュに保持される。
出典:令和3年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問10(IPA)解説で登場
TCP/IPネットワークにおけるARPの説明として、適切なものはどれか。
正解:IPアドレスからMACアドレスを得るプロトコルである。
要点:ARPはIPアドレスからMACアドレスを解決する
ARP(Address Resolution Protocol)は、通信相手のIPアドレスから対応するMACアドレスを求めるプロトコルである。同一リンク内にブロードキャストで問い合わせ、該当ホストがユニキャストで自分のMACアドレスを返す。結果はARPキャッシュに一定時間保持される。
出典:令和3年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問11(IPA)
IPv4ネットワークにおいて、あるホストが属するサブネットのブロードキャストアドレスを、そのホストのIPアドレスとサブネットマスクから計算する方法として、適切な…
正解:サブネットマスクの各ビットを反転したものとIPアドレスとの論理和を取る。
要点:ブロードキャストはマスク反転とIPの論理和で求める
ブロードキャストアドレスは、ネットワーク部はそのままでホスト部のビットをすべて1にしたアドレスである。サブネットマスクを反転するとホスト部だけが1のビット列になるので、これとIPアドレスの論理和を取ればホスト部が全て1、ネットワーク部は元のままとなり、目的のアドレスが得られる。
出典:令和4年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問11(IPA)解説で登場
IPアドレスの自動設定をするためにDHCPサーバが設置されたLAN環境の説明のうち、適切なものはどれか。
正解:DHCPによる自動設定を行うPCに、DHCPサーバのアドレスを設定しておく必要はない。
要点:DHCPはブロードキャストで探すのでサーバのアドレス設定は不要
DHCPクライアントは、IPアドレスを持たない段階でブロードキャストによりDHCPサーバを探索するため、あらかじめサーバのアドレスを設定しておく必要はない。サーバからはIPアドレスのほか、サブネットマスクやデフォルトゲートウェイ、DNSサーバのアドレスなどもまとめて配布できる。
出典:令和5年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問11(IPA)解説で登場
IPv4ネットワークにおけるマルチキャストの使用例に関する記述として、適切なものはどれか。
正解:ルータがRIP-2プロトコルを使用して、隣接するルータのグループに、経路の更新情報を送信する際に使用する。
要点:RIP-2は経路更新をマルチキャストで隣接ルータへ送る
マルチキャストは特定のグループに属する複数の受信者へ同時に配送する方式である。RIP-2は経路更新情報をマルチキャストアドレス224.0.0.9宛に送り、隣接するRIP対応ルータだけが受け取れるようにしている。RIP-1のブロードキャストから改善された点である。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 3. 通信プロトコル > (1) プロトコルとインタフェースに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。