運用引継ぎ(運用移管)とは?うんようひきつぎ
運用引継ぎ(運用移管)とは、開発が作り終えたシステムや他社が回していたサービスを、受入基準を満たすことを確かめたうえで自部門の定常運用へ受け入れる手続きである。JIS Q 20000 では新規サービス及びサービス変更の設計・構築・移行の一部に位置づけられ、基準を満たさないものを引き取らない判断まで含む。
最終更新:2026-10-06
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稼働日は先に決まっているのに、運用側の準備は最後に回されやすい。手順書も監視設計も無いまま引き取ると、障害のたびに開発者へ電話する体制が固定化し、開発は保守要員を抜けず、運用はいつまでも単独で回せない。引継ぎに受入基準という関所を置くのは、この構造を断つためである。基準を満たさないときに稼働を止める権限が運用側に無ければ、関所は形だけになる。
具体例
受入基準として、運用手順書、監視項目と閾値の一覧、既知のエラー一覧、バックアップとリストアの実施実績、要員教育の完了、SLA案の6点を定め、揃った時点で引継ぎ会議を開く。移管後1か月は開発側が早期業務支援として待機し、その間に起きたインシデントの一次対応を運用要員が単独で完了できたかを、支援終了の判定材料に使う。
試験での引っ掛け
移行(データやシステムを新しい環境へ移す作業)と引継ぎ(運用責任の移転)を同じものとして扱う設問に注意する。移行が完了しても受入基準を満たさなければ引継ぎは成立せず、稼働判定を出してはならない。引継ぎの目的は書類の受渡しではなく、運用要員が単独で対処できる状態を作ることである。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの2 サービスマネジメントシステムの計画及び運用 > 2-7 サービスの設計,構築及び移行に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。