データセンタとは?でーたせんた
データセンタとは、サーバやネットワーク機器を集約して収容し、電源・空調・耐震・防火・入退室管理などの設備で安定稼働と物理的セキュリティを確保する施設である。SM試験では可用性管理とサービス継続管理の前提となるファシリティとして問われ、受電系統や空調の冗長構成に加えて、保守作業の動線、搬入出の手順、PUEなどのエネルギー効率指標まで運用の管理対象に入る。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
サーバを事務所の一角に置いていた時代は、停電・空調停止・ビル工事のたびに業務が止まり、機器の持ち出しも止められなかった。電源と空調と入退室を建物ごと専門化してしまえば、個々のシステムが何もしなくても可用性の土台が上がる——集約はその発想から進んだ。近年は電力コストと環境負荷が施設選定の判断材料に加わり、効率指標が運用の報告項目になっている。
具体例
さくらインターネットの石狩データセンターは北海道の冷涼な外気を空調に使い、PUE(施設全体の消費電力÷IT機器の消費電力)を抑える設計を公表している。IIJの松江データセンターパークも外気冷却を前提としたコンテナ型で、いずれも設備の工夫がそのまま運用費に効く例である。
試験での引っ掛け
ハウジング(コロケーション)は場所と設備を貸し機器は顧客の所有物、ホスティングは事業者の機器を貸すという分岐点を取り違えやすい。また施設の冗長化はサービスの可用性そのものではなく、アプリケーション障害や操作ミスによる停止は設備では防げない。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問14(IPA)
データセンタにおけるコールドアイルの説明として、適切なものはどれか。
正解:空調機からの冷気とIT機器からの熱排気を分離するために、ラックの前面(吸気面)同士を対向配置したときの、ラックの前面同士に挟まれた冷気の通る部分である。
要点:コールドアイルはラック吸気面同士に挟まれた冷気の通路
コールドアイルは、ラックの前面(吸気面)同士を向かい合わせに配置したときに生じる、空調機からの冷気が通る通路のことである。逆にラック背面同士を対向させた側は熱排気が通るホットアイルになる。冷気と熱気の経路を分離することで冷却効率が上がり、空調電力の削減につながる。
出典:平成30年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問14(IPA)
データセンタなどで用いられている環境に配慮した空調システムであり、夏季は外気よりも低温になる地中の自然冷熱を熱交換に利用するものはどれか。
正解:クールピット
要点:クールピットは地中の自然冷熱で外気を冷やす空調方式
クールピットは、建物の地下に設けた空間(ピット)へ外気を通し、年間を通じて温度変化の小さい地中の熱を利用して空気を冷やしてから室内へ導入する仕組みである。夏季は外気より低温の地中で熱交換できるため、機械式空調の負荷を減らし省エネルギーにつながる。
出典:令和元年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問12(IPA)
システム運用サービスを提供するデータセンタにおいて、サーバに仮想化技術を用いることによって得られる利点のうち、適切なものはどれか。
正解:データセンタ全体の電力消費量を削減するために少数の物理サーバに処理を集約する場合、ライブマイグレーションを行えば、移行する際にサービスを停止しなくてよい。
要点:ライブマイグレーションは無停止で仮想サーバを移設できる
ライブマイグレーションは、稼働中の仮想サーバをメモリ状態ごと別の物理サーバへ移す機能で、サービスを止めずに配置を変えられる。したがって、消費電力削減のために少数の物理サーバへ処理を集約する作業を、業務を止めずに実施できる。仮想化の利点として代表的なものである。
出典:令和元年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問15(IPA)
データセンタにおけるコールドアイルの説明として、適切なものはどれか。
正解:空調機からの冷気とIT機器からの熱排気を分離するために、ラックの前面(吸気面)同士を対向配置したときの、ラックの前面同士に挟まれた冷気が通る部分である。
要点:コールドアイルはラック吸気面同士に挟まれた冷気の通路
コールドアイルは、ラックの前面(吸気面)同士を向かい合わせに配置したときに生じる、空調機からの冷気が通る通路である。逆にラック背面同士を対向させた側は熱排気が通るホットアイルになる。冷気と熱気の経路を分離することで冷却効率が上がり、空調電力の削減につながる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。