冗長構成(N+1・2N)とは?じょうちょうこうせい
冗長構成(N+1・2N)とは、必要な処理能力Nに予備を加えて構成し、1台の故障でサービスを止めない設計。予備1台を全体で共有するのがN+1、系統ごと丸ごと二重に持つのが2N。可用性目標に対して、所要台数と費用、残る単一障害点、保守中に冗長度が落ちることをどう釣り合わせるかが設計の焦点になる。
最終更新:2026-10-06
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機器は必ず壊れるので、壊れにくい機器を買う方向では要求される可用性に届かない。壊れる前提で予備を置き、故障を検知して切り替える方向へ発想を変えたのが冗長構成。予備を何台持つかは信頼性の要求と費用の綱引きであり、その落としどころを短く表す記法がN+1と2Nである。試験では可用性目標と投資額の対応づけとして問われる。
具体例
Dell PowerEdgeの冗長電源は、2台のうち1台が落ちても稼働を続け、片方を活線交換できるN+1の例。VMware vSphereのクラスタで4台のうち常に1台分の余力を空けておく設計も同じ考え方で、ホスト1台の停止を残りが吸収する。
試験での引っ掛け
N+1が耐えるのは1台までで、同時に2台が止まれば能力不足になる。保守で1台を止めている間は実質N構成となり、その時間帯だけ冗長性が消える点も見落としやすい。台数を増やしても電源や上流のネットワークが1系統なら単一障害点は残り、可用性は上がらない。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問13(IPA)
JDCC(日本データセンター協会)が制定する“データセンターファシリティスタンダード”において、UPS設備の冗長性に関するティア基準がある。ティア3に該当する構…
正解:N+1
要点:ティア3=N+1。1台止めても所要能力を維持できる冗長構成
ティア3は、機器の保守などで一部設備を止めても稼働を継続できる冗長性を求める水準で、必要台数Nに予備1台を加えたN+1構成が該当する。1台を停止しても残りN台で所要能力を満たせるため、計画停止に耐えられる。2Nは系統ごと二重化するより上位のティア4相当、Nは冗長性のない構成である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。