イベント管理とは?いべんとかんり
イベント管理とは、構成品目やサービスの状態変化(イベント)を検知・通知し、その意味を判別して取るべきアクションを決めるプロセス。情報・警告・例外に分類し、無視・記録・自動処置・インシデント起票のどれに振るかを決める、インシデントに至る前段の活動。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
監視の通知は放っておくと膨大になり、本当に見るべき1件が埋もれる。すべてを人が見るのでは夜間の当番が持たず、逆に閾値を緩めれば予兆を逃す。イベント管理は、上がってきた事象を意味で分類し、どこから人を起こすかを設計する枠組みで、通知の量と検知力の折り合いをつけるために置かれている。
具体例
ディスク使用率が閾値90%を超えた通知を警告として分類し、一次対処のジョブで一時ファイルを削除。それでも下がらなければインシデント記録を自動起票して当番へ通知する。
試験での引っ掛け
インシデントに関する一連の活動のうち、イベント管理が担うのは検知(および通知)まで。記録・分類・調査・復旧はインシデント管理の担当である。すべてのイベントがインシデントになるわけでもない。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問2(IPA)
ITILにおいて、インシデントに対する一連の活動のうち、イベント管理プロセスが分担する活動はどれか。
正解:インシデントの発生を検出して、関連するプロセスに通知する。
要点:イベント管理は状態変化の検知と関連プロセスへの通知を担う
イベント管理は、構成品目やITサービスの状態変化(イベント)を検知・記録し、意味を判別して適切なプロセスへ通知することを役割とするプロセスである。監視ツールがしきい値超過や障害を検出してインシデント管理へ引き渡す、といった活動がこれに当たる。復旧作業そのものや原因究明はイベント管理の担当ではない。
出典:令和3年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問4(IPA)
ITIL 2011 editionによれば、インシデントに対する一連の活動のうち、イベント管理プロセスが分担する活動はどれか。
正解:インシデントの発生を検知して、関連するプロセスに通知する。
要点:イベント管理は検知と通知が担当。復旧はインシデント、原因究明は問題管理
イベント管理は、構成アイテムやサービスの状態変化(イベント)を検知・記録し、意味づけして適切なプロセスへ引き渡すプロセスである。したがってインシデントに関わる活動のうち、発生の検知と関連プロセスへの通知がイベント管理の分担となる。復旧対策はインシデント管理、根本原因分析とエラーレコードの記録は問題管理の役割である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。