S&OPとは?えすあんどおーぴー
S&OPとは、販売側の需要計画と生産・調達側の供給計画を、経営レベルで定期的に突き合わせて一つの計画に束ね、数量と金額の両面で意思決定するプロセス。部門ごとに別々の見通しで動くことを防ぎ、需給のギャップに対して外注・投資・受注調整のどれを取るかを経営として決める点が特徴。
最終更新:2026-10-06
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営業は売れる前提、工場は作れる前提で計画を立てるため、両者を足すと在庫が積み上がるか受注に応えられないかのどちらかになる。しかも現場の数量だけで議論しても、どの案が利益に効くかは判断できない。数量に金額を重ねて経営が決める場を月次で置くのがS&OPで、ST試験では基幹システム刷新の目的として問われる。
具体例
毎月、営業の需要見通しと工場の供給能力を突き合わせ、能力不足の分について外注・設備投資・受注調整のいずれを取るかを経営会議で決める。SAP IBPやオラクルのようなERPベンダは、この会議を支える計画機能を製品として持つ。
試験での引っ掛け
MRPとは層が違う。S&OPは経営レベルで数量と金額を一つの計画に束ねる意思決定の場、MRPは確定した生産計画から部品所要量を展開する実務レベルの計算。需要予測そのものを指す語でもなく、販売部門と生産部門が別々に計画を精緻化するのは狙いと逆になる。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)
SCMから発展した概念の一つであるS&OP(Sales and Operations Planning)の説明はどれか。
正解:新製品・既存製品の顧客重視型マーケティング計画と、サプライチェーンの管理とを融合して、継続的な競争優位性の確立に向けて戦略的に事業を推進する能力を経営者に提供する、戦略的計画の策定プロセス
要点:S&OPは需要計画と供給計画を統合する経営プロセス
S&OPは、需要側であるマーケティング・販売計画と、供給側であるサプライチェーンの計画とを一つの計画プロセスに統合し、経営層が全社の視点で意思決定できるようにする仕組みである。部門ごとに分断された計画をすり合わせ、需給と収益目標を整合させる点に狙いがある。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。