ITストラテジスト暗記無料で始める

VMI・CPFRとは?ぶいえむあい・しーぴーえふえーるー

VMIは、納入側(供給者)が納入先の在庫と消費の情報を受け取り、自らの判断で補充を行う方式で、発注という行為そのものを納入先から取り除く。CPFRは、需要予測と補充計画を取引先と共同で立て、計画の食い違いを協議して解消する取り組みを指す。どちらもサプライチェーン全体で在庫の重複と欠品を同時に減らすことを狙い、企業間でデータをどこまで共有するかという経営判断を伴う。

最終更新:2026-10-06

試験情報

ITストラテジスト試験の頻出用語/午前II

別名:CPFR

ITストラテジストを最短で暗記・合格する →

背景

発注点方式で各社が独立に在庫を持つと、末端の小さな需要変動が上流ほど増幅されて伝わり(ブルウィップ効果)、鎖の各段で安全在庫が積み増される。原因は需要そのものではなく、実需の情報が上流へ届かず、各社が発注量から需要を推測していることにある。ならば実需と在庫の情報を上流へ直接渡し、補充の判断を情報を持つ側へ寄せればよい——この発想が両者に共通する。経営会議では「発注業務の人件費削減が目的ではなく、鎖全体の在庫を減らして運転資金を圧縮する取り組みで、その対価として自社の在庫と販売のデータを取引先へ開示する」と、便益と差し出すものを対で示す必要がある。

具体例

P&Gとウォルマートの取り組みが、この方式が広まる契機として広く知られている。国内でも部品メーカーが顧客工場の在庫と生産計画を日次で受け取り、基準在庫を割る前に自ら補充する運用が定着している。基幹システム刷新では、この情報連携を実現するEDIやAPIの整備費に加え、在庫の所有権と保管責任をどちらが持つかを契約で決める必要があり、法務・経理を巻き込んだ検討になる。

試験での引っ掛け

VMIで在庫の所有権が必ず供給者へ移ると読むのは誤りで、供給者が持つ預託在庫とする場合と納入先が買い取る場合があり、どちらを選ぶかで両社の貸借対照表への影響が変わる。CPFRを単なる情報連携と読むのも不十分で、予測が食い違ったときにどう決着させるかの運用ルールと責任分担がなければ機能しない。また双方とも取引先が限られた継続的な関係を前提とする仕組みで、スポット取引中心の調達には適用しにくい。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

ITストラテジストを最短で暗記・合格する →

試験での特徴
  • 分野:午前II
  • VMIで在庫の所有権が必ず供給者へ移ると読むのは誤りで、供給者が持つ預託在庫とする場合と納入先が買い取る場合があり、どちらを選ぶかで両社の貸借対照表への影響が変わる。