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運転資本・キャッシュコンバージョンサイクルとは?うんてんしほん・きゃっしゅこんばーじょんさいくる

運転資本・キャッシュコンバージョンサイクルとは、事業を回すあいだ現金が拘束される大きさを金額で表したのが運転資本、同じことを期間で表したのがキャッシュコンバージョンサイクル(CCC)である。運転資本は売上債権と棚卸資産の合計から仕入債務を差し引いて求め、CCCは仕入代金を支払ってから売上代金を回収するまでの日数を指す。どちらも小さいほど、同じ売上を少ない資金で回せている。

最終更新:2026-10-06

試験情報

ITストラテジスト試験の頻出用語/午前II

別名:運転資本

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背景

損益計算書だけを見ていると、利益が出ているのに資金が足りないという状態を説明できない。売上が伸びるほど債権と在庫は先に膨らみ、回収は後から来るため、成長そのものが資金を吸う。資金がどれだけの期間拘束されているかを日数で表せば、受注から請求までの電子化や在庫圧縮といったIT施策の効果を、工数削減ではなく資金の解放として経営に示せる。

具体例

売上債権60日、在庫45日、仕入債務40日ならCCCは65日で、日商1億円の企業ならおよそ65億円が事業に固定されている計算になる。受注から請求までを電子化して回収を10日縮めれば約10億円が浮く。Appleのように在庫を極小化した企業ではCCCがマイナスになる。

試験での引っ掛け

利益が出ていても運転資本が急増すれば資金は尽きる(黒字倒産)。またCCCは仕入債務の支払を引き延ばすだけでも短縮するが、それは取引先への負担転嫁であり、下請代金支払遅延等防止法上の問題や取引関係の悪化を招きうる。指標の改善と企業価値の向上を同一視しない。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • 利益が出ていても運転資本が急増すれば資金は尽きる(黒字倒産)。