運転資本・キャッシュコンバージョンサイクルとは?
運転資本・キャッシュコンバージョンサイクルとは、運転資本は売上債権と棚卸資産から仕入債務を引いた、事業を回すために寝ている資金。キャッシュコンバージョンサイクルは仕入代金を払ってから売上代金を回収するまでの日数で、短いほど資金効率が高い。業務システム改善の効果を金額で語る土台になる。
ITストラテジスト試験の過去問では2回出題されています(2022年度〜2024年度)。
うんてんしほん・きゃっしゅこんばーじょんさいくる
運転資本・キャッシュコンバージョンサイクルの意味
運転資本は売上債権と棚卸資産から仕入債務を引いた、事業を回すために寝ている資金。キャッシュコンバージョンサイクルは仕入代金を払ってから売上代金を回収するまでの日数で、短いほど資金効率が高い。業務システム改善の効果を金額で語る土台になる。
運転資本・キャッシュコンバージョンサイクルの具体例
売上債権60日、在庫45日、仕入債務40日ならCCCは65日。日商1億円の企業ならおよそ65億円が事業に固定されている。受注から請求までを電子化して債権回収を10日縮めれば、10億円の資金が浮く計算になる。
運転資本・キャッシュコンバージョンサイクルは試験でどう引っ掛けられる?
利益が出ていても運転資本が急増すると資金が尽きる(黒字倒産)。また仕入債務の支払を引き延ばせばCCCは短縮するが、取引先への負担転嫁であり下請法上の問題や関係悪化を招きうる。
運転資本・キャッシュコンバージョンサイクルと関連する用語
運転資本・キャッシュコンバージョンサイクルが出た過去問
キャッシュフロー計算書における、営業活動によるキャッシュフローは何万円か。
正解:98
要点:営業CFは利益に減価償却費を戻し運転資本と税支払を調整する
営業活動によるキャッシュフローは、税金等調整前当期純利益に、現金支出を伴わない減価償却費を足し戻し、運転資本の増減と法人税等の支払額を調整して求める。108+42-60(売上債権の増加)+30(棚卸資産の減少)+40(仕入債務の増加)-62(法人税等の支払)=98万円となる。
出典:令和4年度 春期 ITストラテジスト試験 am2 問20(IPA)キャッシュフロー計算書における,営業活動によるキャッシュフローは何万円か。
正解:128
要点:間接法では債権増は流出、債務増は流入として調整
間接法では税金等調整前当期純利益に非資金費用を足し戻し、運転資本の増減を調整して求める。売上債権の増加は資金の流出、棚卸資産の減少と仕入債務の増加は資金の流入として扱う。108+42-60+30+40-32=128万円となる。
出典:令和6年度 春期 ITストラテジスト試験 am2 問20(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。