在庫管理方式(定量発注・定期発注・ダブルビン・EOQ)とは?ざいこかんりほうしき
在庫管理方式(定量発注・定期発注・ダブルビン・EOQ)とは、発注の引き金を何に置くかで分かれる、在庫補充の考え方。定量発注方式(発注点方式)は在庫量が発注点を割ったことを引き金に、毎回同じ量を発注する。定期発注方式は時間の経過を引き金に、そのつど需要予測から必要量を計算する。ダブルビン方式は容器が空になったことを引き金にする簡便法。EOQだけは引き金ではなく、発注費用と在庫維持費用の合計が最小になる1回あたりの発注量を指す。
最終更新:2026-10-06
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在庫は少なすぎれば欠品で売上を失い、多すぎれば資金が寝て保管費と陳腐化が積み上がる。全品目を丁寧に予測できれば理想だが、管理の手間そのものがコストになるため、品目の重要度に応じて手間のかけ方を変える必要がある。ABC分析で品目を層別し、A品目は定期発注、C品目はダブルビンと使い分けるのはこのためで、在庫管理システムの要件定義では「どの品目にどの方式を当てるか」が設計の起点になる。
具体例
モノタロウのように取扱品目が数百万点に及ぶ事業では、全品目に需要予測をかけることは現実的でない。売上上位のA品目は需要予測に基づく定期発注、動きの少ない品目は発注点を置いた自動補充と割り切る層別が、在庫システムの基本設計になる。
試験での引っ掛け
ダブルビン方式は定量発注方式の一種で、「容器1つ分」が発注点と発注量を兼ねる簡便法である。毎回需要予測を行う定期発注と混同しない。またEOQは1回あたり発注費用と在庫維持費用の合計を最小化する量であり、需要のばらつきに備える安全在庫の計算とは別の話である。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)
ダブルビン方式の特徴はどれか。
正解:発注点と発注量が等しく、都度の在庫調査の必要がない。
要点:ダブルビン方式は容器が空になったら同量を発注する簡便な方式
ダブルビン方式(二棚法)は、同量を入れた容器を2つ用意し、一方を使い切った時点でその1容器分を発注し、残る一方を使いながら補充を待つ簡便な方式である。容器が空になったことが発注の合図になるため在庫量を都度調べる必要がなく、発注点と発注量がともに1容器分で等しくなる。単価が安く需要が安定した品目の管理に向く。
出典:令和5年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問12(IPA)
ダブルビン方式の特徴はどれか。
正解:発注点と発注量が等しく、都度の在庫調査の必要がない。
要点:ダブルビン方式は片方が空になったら1箱分を発注する簡便法
ダブルビン方式は、同量を入れた2つの容器(ビン)を用意し、一方を使い切った時点でその1箱分を発注し、その間はもう一方から払い出す簡便な在庫管理方式である。容器が空になったことが発注点の合図となり発注量も1箱分に固定されるため、発注点と発注量が等しく、在庫数を都度調べる必要がない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。