ABC(活動基準原価計算)とは?えーびーしー
ABC(活動基準原価計算)とは、活動を単位として間接費をとらえ、その活動を生んだ要因(コストドライバ)の量に応じて製品・顧客・チャネルへ原価を割り当てる手法。部門や操業度による一律の配賦をやめることで、少量多品種の製品や手間のかかる顧客の採算が実態どおりに見えるようになる。ここで見えた原価をもとに業務や取引条件を変えていく管理がABM。
最終更新:2026-10-06
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直接作業時間などを基準に間接費を配ると、多く作る製品に間接費が集まり、少量で手間のかかる製品が実際より安く見える。工場の自動化と多品種化で間接費の比率が上がるほど、この歪みが値付けや撤退の判断を誤らせる。ST試験では、製品・顧客別の採算を見えるようにする仕組みへの投資判断として問われる。
具体例
ハーバード大学のロビン・クーパーとロバート・キャプランが体系化した。受注処理という活動の費用を受注件数で配ると、金額は小さいのに発注回数の多い顧客が実は赤字だと分かり、最低発注額の設定や受注のEDI化という打ち手につながる。
試験での引っ掛け
配賦の基準を操業度(直接作業時間など)ではなく活動の発生要因に置く点が、伝統的な原価計算との違い。原価の総額が減る手法ではなく、配分先が変わるだけである点に注意。計算手法がABC、その結果を使って業務や取引条件を変える管理がABMで、層が違う。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問19(IPA)
活動基準原価計算 (Activity-Based Costing) を導入して実現できることはどれか。
正解:間接費を発生要因と結び付けて把握する。
要点:ABCは活動を単位に間接費を発生要因と結び付けて配賦する
活動基準原価計算(ABC)は、間接費を部門や生産量で一律に配賦するのではなく、段取り、検査、受注処理といった活動ごとにいったん集計し、その活動をどれだけ消費したかを表すコストドライバによって製品やサービスへ割り当てる手法である。これにより間接費を発生要因と結び付けて捉えられ、少量多品種品の原価がより実態に近く把握できる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。