MRPとは?えむあーるぴー
MRPとは、基準生産計画と部品構成表(BOM)、在庫情報から、各部品をいつ・いくつ手配すべきかを逆算する資材所要量計画の仕組み。総所要量から在庫と引当済み・発注残を差し引いた正味所要量を求め、調達や製造にかかるリードタイムのぶんだけ前倒しして発注時期を置く(リードタイムオフセット)。
最終更新:2026-10-06
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部品ごとに在庫の下限を決めて補充する方式では、製品の生産量が動くたびに部品が余るか足りないかのどちらかになる。組立製品の部品必要量は製品の生産計画から一意に決まるのだから、需要を予測するのではなく計画から計算すべきだ——この発想の転換がMRPの出発点になっている。計算量が多く手作業では回らないため、企業内で計算機が使えるようになって初めて実用化され、後にERPの生産管理機能へ取り込まれた。
具体例
完成品を100台作る計画に対し、ある部品の総所要量が200個、手持在庫30個・発注残10個なら、正味所要量は160個になる。この部品の調達リードタイムが2週間なら、必要となる週の2週間前に発注をかける。上位の部品から順に展開し、その下の部材にも同じ計算を繰り返していく。
試験での引っ掛け
計算問題で狙われるのは、総所要量をそのまま発注量にしてしまう誤り。差し引くのは手持在庫と発注残・引当済みで、残った正味所要量が手配の対象になる。展開の向きも上位品目から下位品目へで、逆順に計算すると上位の在庫が反映されない。MRPが扱うのは資材だけで、人員や設備の能力まで含めて計画するのは能力所要量計画やMRPⅡの役割になる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。