ビット誤り率とは?びっとあやまりりつ
ビット誤り率とは、送信した総ビット数のうち、誤って受信されたビットの割合。回線の品質を表す指標で、10のマイナス何乗という形で示される。想定される誤りビット数は「総送信ビット数×ビット誤り率」で見積もる。
最終更新:2026-10-07
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伝送路では雑音や減衰によって必ず一定の割合で誤りが起きる。どの程度の誤り制御(パリティ・CRC・再送)を載せるかを決めるには、その起きやすさを数値で共有しておく必要がある。回線を選ぶとき、符号化方式を決めるとき、再送の頻度から実効的な伝送速度を見積もるときに共通で使う物差しとして定義されている。
具体例
100Mビット/秒の回線でビット誤り率が10⁻⁹なら、1秒間に誤るビット数の期待値は 10⁸×10⁻⁹=0.1ビット、つまり平均10秒に1ビット。1パケット1,000ビットなら、誤りを含むパケットはおよそ1万パケットに1つという勘定になる。
試験での引っ掛け
分母はビット数であってパケット数ではない。パケット長がバイト表記のときにビットへ換算し忘れると、答えが8分の1になるのが定番の落とし穴。また「誤りパケットの割合」とも別の指標で、1パケットに複数ビットの誤りが入る場合は両者の値が一致しない。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問11(IPA)
伝送速度30Mビット/秒の回線を使ってデータを連続送信したとき、平均して100秒に1回の1ビット誤りが発生した。この回線のビット誤り率は幾らか。
正解:3.33×10の-10乗
要点:ビット誤り率=誤りビット数÷総送信ビット数
100秒間に送信されるビット数は 30×10の6乗×100 = 3×10の9乗ビットである。この間に1ビットの誤りが生じたので、ビット誤り率は 1÷(3×10の9乗) = 3.33×10の-10乗となる。
出典:令和6年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問11(IPA)
ビット誤り率が0.0001%の回線を使って、1,500バイトのパケットを10,000個送信するとき、誤りが含まれるパケットの個数の期待値はおよそ幾らか。
正解:120
要点:パケット誤り率=ビット数×ビット誤り率で期待値120
1パケットは1,500バイト=12,000ビット。ビット誤り率0.0001%=1×10のマイナス6乗なので、1パケットに誤りが含まれる確率はおよそ12,000×10のマイナス6乗=0.012。10,000個送信すると期待値は10,000×0.012=120個となる。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. ネットワーク方式 > (6) 回線に関する計算に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。