期待値とは?
期待値とは、確率変数の取り得る値に、それぞれの確率を掛けて合計した値。長期的に見たときの平均的な結果を表す。投資判断やリスク評価の基礎になる。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では3回出題されています(2017年度〜2024年度)。
きたいち
期待値の意味
確率変数の取り得る値に、それぞれの確率を掛けて合計した値。長期的に見たときの平均的な結果を表す。投資判断やリスク評価の基礎になる。
期待値の具体例
発生確率0.1で損失1,000万円、確率0.9で損失0なら、損失の期待値は100万円。この額が対策費用の上限の目安になる。
期待値は試験でどう引っ掛けられる?
期待値が同じでもばらつき(分散)が異なれば意思決定は変わる。最悪ケースを重視するマクシミン原理などとは判断基準が違う。
期待値と関連する用語
期待値が出た過去問
容量がaMバイトでアクセス時間がxナノ秒の命令キャッシュと、容量がbMバイトでアクセス時間がyナノ秒の主記憶をもつシステムにおいて、CPUからみた、主記憶と命令…
正解:(1-r)・x + r・y
要点:平均アクセス時間=ヒット率×高速側+ミス率×低速側
平均アクセス時間は、ヒット時とミス時の時間を出現割合で重み付けした期待値である。ミス率がrなのでヒット率は1-rとなり、ヒット時はキャッシュのx、ミス時は主記憶のyがかかる。したがって(1-r)x+ryとなり、容量a・bは重みには関係しない。
出典:平成29年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問4(IPA)容量がaMバイトでアクセス時間がxナノ秒の命令キャッシュと、容量がbMバイトでアクセス時間がyナノ秒の主記憶をもつシステムにおいて、CPUからみた、主記憶と命令…
正解:(1-r)・x + r・y
要点:平均アクセス時間=ヒット率×高速側+ミス率×低速側
平均アクセス時間は、キャッシュにヒットしたときとミスしたときの時間を、それぞれの発生確率で重み付けした期待値になる。ミス率がrなのでヒット率は(1-r)であり、平均アクセス時間は (1-r)・x + r・y と表される。容量aやbは確率とは無関係なので式には現れない。
出典:令和1年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問5(IPA)ビット誤り率が0.0001%の回線を使って、1,500バイトのパケットを10,000個送信するとき、誤りが含まれるパケットの個数の期待値はおよそ幾らか。
正解:120
要点:パケット誤り率=ビット数×ビット誤り率で期待値120
1パケットは1,500バイト=12,000ビット。ビット誤り率0.0001%=1×10のマイナス6乗なので、1パケットに誤りが含まれる確率はおよそ12,000×10のマイナス6乗=0.012。10,000個送信すると期待値は10,000×0.012=120個となる。
出典:令和6年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問11(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。