全二重・半二重とオートネゴシエーションとは?ぜんにじゅうはんにじゅうとおーとねごしえーしょん
全二重は送信と受信を同時に行える通信方式、半二重は回線を交互に使い同時にはどちらか一方しかできない方式である。半二重では信号がぶつかりうるため衝突検出(CSMA/CD)が要るのに対し、全二重では原理的に衝突が起きない。オートネゴシエーションは、リンクの両端が速度と全二重/半二重の組合せを自動で擦り合わせる仕組みを指す。
最終更新:2026-10-07
高度試験の午前Iを最短で暗記する →背景
同軸ケーブルやリピータハブの時代は1本の伝送路を全員で共有していたため半二重しか取れず、ぶつかったら待ち直す方式が必須だった。スイッチが各ポートを独立させ、送信用と受信用の線が分かれたことで衝突の前提そのものが消え、全二重が既定になった。オートネゴシエーションは世代の違う機器が同じLANに混在することを前提に、人手の設定ミスを減らす目的で入っている。
具体例
現在のイーサネットスイッチ(1000BASE-Tなど)は既定でオートネゴシエーションが有効で、機器をつなぐだけで速度と二重モードが合う。1Gビット/秒の全二重なら、理論上は上り下りで各1Gビット/秒を同時に使える。
試験での引っ掛け
片側だけを手動固定にすると相手はネゴシエーションに失敗して半二重へ落ち、リンク自体は上がるので気づきにくい(デュプレックスミスマッチ)。症状は遅延衝突(late collision)とFCSエラーの多発で、ポートの統計を見ないと「なぜか遅い」で終わってしまう。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの1 基礎理論 > 4. 通信に関する理論 > (1) 伝送理論に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。