ECRSとは?いくるす
ECRSとは、業務改善を「どの順に考えるか」を定めた原則。まず無くせないかを問い(Eliminate)、無くせなければ他とまとめられないかを見て(Combine)、次に順序・担当・場所の入替えを試し(Rearrange)、最後に残った作業を単純にする(Simplify)。効果が大きく副作用の小さい順に並ぶため、順序を守ること自体が要点になる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
改善の提案は、現状の作業を前提に「速くする」方向へ流れやすい。だが無くせる作業を速くしても投資は無駄になり、システム化してしまえば不要な作業がかえって固定化される。先に「そもそも要るか」を問う順序を型にしたのがECRSで、ST試験ではBPRやシステム化構想の前段として問われる。
具体例
二重チェックの承認をまず廃止できないか検討し(E)、できなければ他の承認と一度にまとめ(C)、次に工程の順序や担当部署を入れ替え(R)、最後に帳票の記入項目を減らす(S)。この検討を経ずに現行業務をそのまま自動化すると、無駄ごとシステムに固める結果になる。
試験での引っ掛け
検討の順序が問われる。入口は簡素化ではなく排除。Rは工程の順番だけでなく担当・場所の変更も含み、Sは作業そのものを単純にすることで、自動化やシステム化を指す語ではない。四つを同時に検討してよい優先順位なしの原則、と読むのも誤り。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問2(IPA)
業務改善をするときのフレームワークであるECRSに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:無駄な業務を排除していくことによって、事務工数を削減し、業務効率を上げることは、E(Eliminate)の視点である。
要点:ECRSは排除・結合・入替え・簡素化の順に検討する
ECRSは業務改善の着眼点をEliminate(排除)、Combine(結合・分離)、Rearrange(入替え・代替)、Simplify(簡素化)の順に検討するフレームワークである。最も効果が大きいのは業務そのものをなくす排除であり、無駄な業務を廃止して工数を削減する取組はEに当たる。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの7 システム戦略 > 2. 業務プロセス > (1) 業務プロセスの改善と問題解決に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。