BPRとは?びーぴーあーる
BPRとは、業務のやり方を白紙から組み直し、コスト・品質・スピードを桁で変えることを狙う経営主導の改革。いまある部門・手順・決裁ルールを所与とせず、顧客に価値が届くまでの流れを一つの単位として設計し直すため、組織構造や権限配分の変更まで踏み込む。現場が今の手順を前提に無駄を削る改善活動とは、対象範囲も推進主体も異なる。
最終更新:2026-10-06
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業務手順の多くは、紙と対面と郵送を前提に組まれた時代の制約をそのまま引きずっている。個々の工程を速くしても、部門をまたぐ受け渡しと承認の待ち時間が総リードタイムの大半を占めるため、改善の積み上げでは桁が変わらない。マイケル・ハマーとジェイムズ・チャンピーは、工程を速くするのではなく「その工程は要るのか」から問い直すべきだと提起した。組織と権限に手を入れる以上、推進できるのは経営層だけになる。
具体例
フォードは買掛金の処理で、注文書・納品書・請求書を突き合わせる三者照合という前提そのものを外し、受入時にシステムで注文と照合できたら支払うという流れへ組み替えて要員を大きく減らした。社内でも、一定金額以下の購買は担当者権限で完結させ、事後の抜取り検査へ切り替える形が典型になる。
試験での引っ掛け
現行業務の効率化を指す語ではない。工程を速くするのが改善で、その工程が要るのかを問い直して流れごと組み替えるのがBPRという線引きになる。システム化を前提に置く記述も誤りで、廃止や権限委譲だけで済むならそれがBPRの成果。部門内で完結する見直しもBPRとは呼ばず、部門をまたぐ流れと決裁権限に手が入ることが条件になる。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 事業戦略の実現可能性確認 > 3-3 事業戦略の実現可能性評価に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。