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TQM(総合的品質管理)とは?てぃーきゅーえむ

TQM(総合的品質管理)とは、品質を製造部門だけの課題とせず、経営者から現場まで全部門が顧客満足の向上に取り組む経営手法。経営目標を方針管理で各部門の指標へ落とし、日常管理で維持し、小集団活動で改善を積み上げるという三層で回す。ST試験では、この方針展開の仕組みに情報システムをどう噛ませるか——指標を誰がいつ測り、どの画面で見えるようにするか——という形で問われる。

最終更新:2026-10-06

試験情報

ITストラテジスト試験の頻出用語/午前II

別名:TQM、総合的品質管理

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背景

品質を検査部門が最後に選り分ける方式では、不良の費用は既に発生した後にしか分からず、原因のある工程へ戻す道筋もない。品質を作り込む段階へ遡り、さらに設計・調達・営業・サービスまで巻き込まないと顧客が感じる品質は上がらない、という認識から全社的な管理へ広がった。ITストラテジストの立場では、方針が部門の指標へ展開されるほど、その指標を測るデータが必要になる点が効いてくる。経営会議では「品質目標を掲げるところまでは合意できているので、次は各部門の指標を日次で見える状態にする投資を決めたい」と、システム投資の根拠として接続するのが定石になる。

具体例

トヨタ自動車やデンソーはデミング賞の受賞企業として方針管理と改善活動を体系化しており、年度方針の「クレーム半減」を、設計は初期不良率、調達は取引先の工程能力、営業は仕様伝達の誤り件数へ展開する。この展開を紙とExcelで回している企業では、月次会議の直前に集計へ数日かかることが刷新の動機になり、品質情報を基幹システムと現場端末から自動収集する構想がIT戦略として立ち上がる。

試験での引っ掛け

品質保証部門を強化することが要点だと読むのは誤りで、全部門・全階層が関与する点が定義の核になる。混同されやすいシックスシグマは、統計的手法に習熟した専門家が主導して工程のばらつきを削る進め方で、現場の小集団が積み上げるTQMとは推進の主体が違う。ISO 9001とも役割が別で、こちらは第三者認証を受けるための要求事項の枠組みであり、認証を取れば総合的品質管理をしていることになるわけではない。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • 品質保証部門を強化することが要点だと読むのは誤りで、全部門・全階層が関与する点が定義の核になる。