システム化構想とは?
システム化構想とは、経営戦略や業務上の課題を出発点に、「そもそもどんなシステムで何を実現するか」を大づかみに描く最初の工程。対象業務の範囲、期待する効果、おおよその規模と時期、実現方式の候補を挙げ、投資として着手する価値があるかを経営層が判断できる材料にする。
ITストラテジスト試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2021年度)。
しすてむかこうそう
システム化構想の意味
経営戦略や業務上の課題を出発点に、「そもそもどんなシステムで何を実現するか」を大づかみに描く最初の工程。対象業務の範囲、期待する効果、おおよその規模と時期、実現方式の候補を挙げ、投資として着手する価値があるかを経営層が判断できる材料にする。
システム化構想の具体例
受注から出荷までの納期遅延が慢性化している製造業で、原因を業務全体から探り「受注・在庫・生産指示を1つの基盤に統合する」という構想をまとめる。効果は納期遵守率90%への改善、規模は3年・数億円と幅を持たせて示し、詳細は次工程に委ねる。
システム化構想は試験でどう引っ掛けられる?
個々のシステムの実現方式や機能を決める工程と取り違えやすい。構想は「経営課題からシステムの姿を描く」段階で、実現方式や体制・費用を具体化するのはその次の計画工程。順序を逆にした選択肢が誤り。
システム化構想と関連する用語
システム化構想が出た過去問
共通フレーム2013によれば,システム化構想の立案プロセスで実施するタスクはどれか。
正解:市場,競争相手,取引先,法規制,社会情勢などの事業環境,業務環境を分析し,事業目標,業務目標との関係を明確にする。
要点:システム化構想の立案では事業環境を分析し目標との関係を明確にする
共通フレーム2013のシステム化構想の立案プロセスは、企画プロセスの入口に当たり、経営上のニーズから新たなシステムの構想を描く段階である。ここでは市場・競合・取引先・法規制・社会情勢といった事業環境や業務環境を分析し、事業目標・業務目標との関係を明確にしたうえで、対象業務の全体像とシステム化の方針を定める。
出典:平成29年度 秋期 ITストラテジスト試験 am2 問1(IPA)システム化構想の段階で、ビジネスモデルを整理したり、分析したりするときに有効なフレームワークの一つであるビジネスモデルキャンバスの説明として、適切なものはどれか…
正解:企業がどのように、価値を創造し、顧客に届け、収益を生み出しているかを、顧客セグメント、価値提案、チャネル、顧客との関係、収益の流れ、リソース、主要活動、パートナ、コスト構造の九つのブロックを用いて図示し、分析する。
要点:ビジネスモデルキャンバスは事業構造を9ブロックで俯瞰する図
ビジネスモデルキャンバスは、事業がどのように価値を生み、顧客に届け、収益を得ているかを1枚の図に整理するフレームワークである。顧客セグメント、価値提案、チャネル、顧客との関係、収益の流れ、リソース、主要活動、パートナ、コスト構造という9つのブロックで構成され、要素間の整合を俯瞰しながら事業構造を検討できる。
出典:令和3年度 春期 ITストラテジスト試験 am2 問5(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。