権限委譲(エンパワーメント)とは?けんげんいじょうえんぱわーめんと
権限委譲(エンパワーメント)とは、決めてよい範囲を明示したうえで、判断そのものをメンバやサブリーダーへ渡すこと。決裁を待つ時間が消え、任された側の当事者意識も上がる。ただし渡せるのは判断の権限までで、上位への説明責任はプロジェクトマネージャの手元に残るため、どこまで決めてよいか、何をいつ報告させるかを先に取り決めておく必要がある。
最終更新:2026-10-06
プロジェクトマネージャを最短で暗記・合格する →背景
承認を1点に集めると、そこが処理能力の上限になり、決裁待ちの列が工程の遅れとして表に出る。決めてよい範囲を先に線引きして下ろせば列は解消し、判断の場所も情報のあるところへ近づく。一方、線を引かずに任せると越権と判断の空白が同時に起きるため、範囲・金額・報告条件をセットで決めるのが要点になる。
具体例
京セラのアメーバ経営は、小集団ごとに採算の責任と裁量を持たせ、月次で数字を出させる形をとる。プロジェクトなら「1件20万円以内・日程影響5日以内の設計変更はチームリーダーが即決し、週次会議で一覧報告する」と線を引く形が対応する。
試験での引っ掛け
権限と一緒に責任も渡したと考える点。渡せるのは決めてよい範囲であって、上位への説明責任は移らない。範囲を口頭で済ませると判断の空白や越権が起きる。委譲は放任でもなく、支援と情報提供はむしろ増える。経験の浅いメンバへ一律に委ねると品質が落ちるため、成熟度に応じた段階的な委譲が原則。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。