プロジェクトガバナンスとは?ぷろじぇくとがばなんす
プロジェクトガバナンスとは、プロジェクトの方向付け・意思決定・監督を、母体組織の側から枠づける仕組み。承認権限の階層、フェーズ終了時のゲートレビュー、報告経路、逸脱時の是正手続などを組織が定めて運用する。維持する責任はプロジェクトマネージャではなく、スポンサや運営委員会を含む母体組織にある。
最終更新:2026-10-06
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PMに全権を渡すと、成否の判定までPM本人が握ることになり、赤信号が組織へ上がらない。投資を決めた側が、途中で止める・続けるを判断できる仕掛けを外から掛けておく必要がある。ガバナンスはPMを縛るためのものではなく、PM一人では背負えない判断を組織へ返すための枠である。論述で「上位組織へエスカレーションした」と書くとき、その根拠になるのがこの枠組みになる。
具体例
1,000万円を超える変更は運営委員会の承認を要する、フェーズ終了時にはゲートレビューで次フェーズへの移行可否を判定する、月次でスポンサへ進捗と課題を報告する——こうした規程を組織があらかじめ定め、個々のプロジェクトはその中で回る。
試験での引っ掛け
ガバナンスの維持責任者を「プロジェクトマネージャ」と答えさせる誤答が定番で、正しくは母体組織の側。PMはその枠内で日々のマネジメントを担う立場にある。またガバナンスはPMOの業務そのものでもなく、PMOは枠組みを支える事務局として機能する。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問1(IPA)
JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば、プロジェクトガバナンスを維持する責任は誰にあるか。
正解:プロジェクトを許可し、経営的決定を下すプロジェクトスポンサ、又は上級レベルでの指導を行うプロジェクト運営委員会
要点:ガバナンス維持の責任はスポンサや運営委員会にある
JIS Q 21500では、プロジェクトガバナンスは組織のガバナンスの一部であり、その維持に責任を負うのはプロジェクトを認可して経営的な決定を下すプロジェクトスポンサ、または上級レベルで指導を行うプロジェクト運営委員会(ステアリングコミッティ)であるとされている。プロジェクトマネージャは定められた枠組みの中で日々のマネジメントを担う立場であり、ガバナンスそのものを維持する責任者ではない。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの5 プロジェクトマネジメント > 1. プロジェクトマネジメント > (1) プロジェクト,及びプロジェクトマネジメントの目的と考え方に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。