JIS Q 21500とは?
JIS Q 21500とは、プロジェクトマネジメントの概念とプロセスに関する国際規格の日本産業規格版。プロセスを「立ち上げ・計画・実行・管理・終結」の5つのプロセス群と、「統合・ステークホルダ・スコープ・資源・時間・コスト・リスク・品質・調達・コミュニケーション」の10の対象群(サブジェクトグループ)で分類する。
プロジェクトマネージャ試験の過去問では24回出題されています(2018年度〜2025年度)。
じすきゅーにまんいっせんごひゃく
JIS Q 21500の意味
プロジェクトマネジメントの概念とプロセスに関する国際規格の日本産業規格版。プロセスを「立ち上げ・計画・実行・管理・終結」の5つのプロセス群と、「統合・ステークホルダ・スコープ・資源・時間・コスト・リスク・品質・調達・コミュニケーション」の10の対象群(サブジェクトグループ)で分類する。
JIS Q 21500の具体例
「リスクの特定」「リスクの評価」は計画のプロセス群かつ対象群「リスク」に属し、「リスクへの対応」は実行のプロセス群に属する、といった二次元の位置づけ。
JIS Q 21500は試験でどう引っ掛けられる?
PMBOKの「監視・コントロール」に対応するものが「管理」プロセス群。名称の対応と、どのプロセスがどのプロセス群に属するかが頻出。
JIS Q 21500と関連する用語
JIS Q 21500が出た過去問
ISO 21500:2012(プロジェクトマネジメントの手引き(英和対訳版))によれば、プロジェクトマネジメントのプロセスグループには、立上げ、計画、実行、コン…
正解:実行,コントロール
要点:変更要求は実行とコントロールの二つのプロセスグループを往復する
変更要求は、実行プロセスグループの作業中に問題や逸脱が見つかったときに申請され、コントロールプロセスグループの統合変更管理で審査・承認される。承認された変更は再び実行プロセスグループへ戻って作業に反映されるため、この二つのプロセスグループが変更要求を介して相互に作用する。
出典:平成30年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問1(IPA)ISO 21500:2012(プロジェクトマネジメントの手引き(英和対訳版))によれば、資源サブジェクトグループのプロセスの目的のうち、資源のコントロールプロセ…
正解:プロジェクト作業の実施に必要な資源を確保し、プロジェクト要求事項を満たせるように資源を配分する。
要点:資源のコントロールは資源の確保と配分調整で計画との差を埋める
資源のコントロールは、計画どおりに資源が使われているかを監視し、必要な資源を確保して、要求事項を満たせるように配分を調整するプロセスである。資源の見積りや調達、チームの育成とは別に、実行中の資源の過不足を是正する点が特徴である。
出典:平成30年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問5(IPA)あるプロジェクトのステークホルダとして、プロジェクトスポンサ、プロジェクトマネージャ、プロジェクトマネジメントオフィス及びプロジェクトマネジメントチームが存在す…
正解:プロジェクトマネジメントオフィス
要点:PMOは組織横断で標準化・教育・計画支援・監視を担う
JIS Q 21500におけるプロジェクトマネジメントオフィス(PMO)は、個別プロジェクトを直接指揮するのではなく、組織横断的な支援を担う組織体である。標準的な手法や様式の整備、要員への教育訓練、計画策定の支援、複数プロジェクトの監視・報告などがその典型的な役割にあたる。個々のプロジェクトの日々の指揮はプロジェクトマネージャ、経営的な承認や資源提供はプロジェクトスポンサの役割であり、区別して覚える。
出典:令和1年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問1(IPA)JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば、対象群“リスク”の活動内容のうち、プロセス“リスクへの対応”で実施するものはどれか。
正解:プロジェクトの目標への脅威を軽減するために、プロジェクトの予算及びスケジュールに資源と活動を投入することによって、リスクを扱う。
要点:リスクへの対応は資源と活動を投入して脅威を扱う段階
JIS Q 21500の対象群リスクは、リスクの特定、リスクの評価、リスクへの対応、リスクの管理という流れで構成される。このうちリスクへの対応は、特定・評価済みのリスクに対して回避や軽減などの方策を選び、必要な資源と活動を予算やスケジュールに組み込んで実行する段階である。対応の効果を監視して見直すのは、後続のリスクの管理にあたる。
出典:令和1年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問5(IPA)JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば、プロジェクトマネジメントのプロセス群には、立ち上げ、計画、実行、管理及び終結の五つが…
正解:実行,管理
要点:変更要求は実行プロセス群と管理プロセス群を結び付ける
JIS Q 21500では、実行中に発生した問題や新たな要望が変更要求として提出され、管理プロセス群でその是非が判断される。承認された変更は再び実行プロセス群に戻されて反映されるため、変更要求は実行と管理の間を行き来する形で両者を結び付ける。立ち上げや終結との間で直接やり取りされるものではない。
出典:令和2年度 10月 プロジェクトマネージャ試験 am2 問1(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。