対象群(サブジェクトグループ)とは?
対象群(サブジェクトグループ)とは、JIS Q 21500におけるプロセスの分類軸のうち、マネジメントの対象領域で括ったもの。統合、ステークホルダ、スコープ、資源、時間、コスト、リスク、品質、調達、コミュニケーションの10種類がある。PMBOKの知識エリアに相当する概念。
プロジェクトマネージャ試験の過去問では5回出題されています(2018年度〜2024年度)。
たいしょうぐん
対象群(サブジェクトグループ)の意味
JIS Q 21500におけるプロセスの分類軸のうち、マネジメントの対象領域で括ったもの。統合、ステークホルダ、スコープ、資源、時間、コスト、リスク、品質、調達、コミュニケーションの10種類がある。PMBOKの知識エリアに相当する概念。
対象群(サブジェクトグループ)の具体例
「資源の見積り」「プロジェクト組織の定義」「プロジェクトチームの編成」「プロジェクトチームの開発」「資源の管理」はいずれも対象群「資源」に属する。
対象群(サブジェクトグループ)は試験でどう引っ掛けられる?
プロセス群(立ち上げ・計画・実施・管理・終結の5つ)と取り違えやすい。JIS Q 21500のプロセスは「プロセス群×対象群」の2軸で分類され、PMBOKの知識エリアに相当するのは対象群のほう。対象群は10、プロセス群は5と数も違う。
対象群(サブジェクトグループ)と関連する用語
対象群(サブジェクトグループ)が出た過去問
ISO 21500:2012(プロジェクトマネジメントの手引き(英和対訳版))によれば、資源サブジェクトグループのプロセスの目的のうち、資源のコントロールプロセ…
正解:プロジェクト作業の実施に必要な資源を確保し、プロジェクト要求事項を満たせるように資源を配分する。
要点:資源のコントロールは資源の確保と配分調整で計画との差を埋める
資源のコントロールは、計画どおりに資源が使われているかを監視し、必要な資源を確保して、要求事項を満たせるように配分を調整するプロセスである。資源の見積りや調達、チームの育成とは別に、実行中の資源の過不足を是正する点が特徴である。
出典:平成30年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問5(IPA)JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば、対象群“リスク”の活動内容のうち、プロセス“リスクへの対応”で実施するものはどれか。
正解:プロジェクトの目標への脅威を軽減するために、プロジェクトの予算及びスケジュールに資源と活動を投入することによって、リスクを扱う。
要点:リスクへの対応は資源と活動を投入して脅威を扱う段階
JIS Q 21500の対象群リスクは、リスクの特定、リスクの評価、リスクへの対応、リスクの管理という流れで構成される。このうちリスクへの対応は、特定・評価済みのリスクに対して回避や軽減などの方策を選び、必要な資源と活動を予算やスケジュールに組み込んで実行する段階である。対応の効果を監視して見直すのは、後続のリスクの管理にあたる。
出典:令和1年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問5(IPA)JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば、プロセス“リスクの特定”及びプロセス“リスクの評価”は、どのプロセス群に属するか。
正解:計画
要点:リスクの特定と評価は計画、対応は実行、管理は管理に属する
JIS Q 21500の対象群リスクは、リスクの特定、リスクの評価、リスクへの対応、リスクの管理の4プロセスからなる。このうち特定と評価はプロジェクト開始前に脅威や好機を洗い出し優先順位を付ける活動なので計画プロセス群、対応は実行プロセス群、管理は管理プロセス群に属する。
出典:令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問10(IPA)JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば、対象群“資源”に属するプロセスである“資源の管理”の目的はどれか。
正解:プロジェクトの要求事項を満たすように,プロジェクト作業の実施に必要な資源を確保し,必要な方法で配分する。
要点:資源の管理は必要な資源を確保し適切に配分する
資源の管理は、プロジェクトの要求事項を満たすために必要な要員・設備・資材といった資源を実際に確保し、必要な時期に必要な場所へ配分することを目的とする。活動ごとに必要な資源を洗い出すのは資源の見積り、チーム構成員の能力や関係を高めるのはプロジェクトチームの育成であり、計画・育成・管理の目的を取り違えないことが要点である。
出典:令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問6(IPA)JIS Q 21500:2018(プロジェクトマネジメントの手引)によれば、対象群“リスク”の活動内容のうち、プロセス“リスクへの対応”で実施するものはどれか。
正解:プロジェクトの目標への脅威を軽減するために、プロジェクトの予算及びスケジュールに資源と活動とを投入することによって、リスクを扱う。
要点:リスクへの対応は資源と活動を投入して脅威を減らす
JIS Q 21500の対象群「リスク」には、リスクの特定・評価(計画)、リスクへの対応(実行)、リスクの管理(管理)がある。「リスクへの対応」は、洗い出して評価したリスクに対し、予算やスケジュールに資源と活動を織り込んで実際に脅威を軽減する活動である。対応の進捗をレビューするのは「リスクの管理」の活動になる。
出典:令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問11(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。