ROI(投資利益率)とは?あーるおーあい
ROI(投資利益率)とは、投資額に対してどれだけの利益が得られたかを示す指標で、ROI=利益÷投資額×100(%)で求める。ROI(Return On Investment、投資利益率)と読み、IT投資の可否判断と事後評価に広く使われる。部門をまたぐ案件を同じ物差しで比べられる一方、いつ効果が出るかという時間の概念を含まない点が弱点になる。
最終更新:2026-10-07
この語が出る過去問を解く →背景
IT投資は効果が売上として直接見えにくく、「必要だから」という説明のままでは他の投資と優先順位を比べられない。分子を利益、分母を投資額へ揃えれば、業務自動化も設備更新も同じ数字の上に並ぶ。経営へ説明するための共通語を作る指標であり、だからこそ分子に何を入れるかの取決めが結果を左右する。
具体例
問合せ対応を自動化する案に3,000万円を投じ、年間で減る人件費が1,200万円、増える運用費が300万円なら、純効果900万円に対しROIは30%となる。同じ年度に上がってきた他の案件も同じ式で並べ、社内の投資基準を上回るものから順に予算を割り当てる、という使い方をする。
試験での引っ掛け
ROIは貨幣の時間価値を考慮しないため、効果が5年後に出る案件と1年後に出る案件が同じ数字に見える。長期の案件はNPV(正味現在価値)やIRR(内部収益率)で評価するのが原則。分子に売上増を置くと過大評価になるので必ず利益ベースで測る。ROAやROEは分母が総資産・自己資本で別の指標である。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 高度試験 午前Ⅰ 問23(IPA)
情報戦略の投資効果を評価するとき、利益額を分子に、投資額を分母にして算出するものはどれか。
正解:ROI
要点:ROI=利益額÷投資額。投資効率を比率で表す指標
ROI(Return On Investment、投資利益率)は、投資によって得られた利益額を投資額で割った比率で、投資効率を示す指標である。比率なので規模の異なる投資案件どうしを比較しやすい。ほかの選択肢はいずれも金額や率で表される別の評価指標である。
出典:令和5年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問23(IPA)
情報化投資計画において、投資効果の評価指標であるROIを説明したものはどれか。
正解:売上増やコスト削減などによって創出された利益額を投資額で割ったもの
要点:ROIは利益額÷投資額で、規模の違う投資を比較できる
ROI(投資利益率)は、投資によって得られた利益を投資額で割った比率で、投じた資金がどれだけ利益を生んだかを表す。比率で示されるため、規模の異なる投資案件どうしを比較する指標として使いやすい。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 3. 会計・財務 > (3) 財務諸表の分析に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。