正味現在価値法(NPV)とは?
正味現在価値法(NPV)とは、将来得られるキャッシュフローを一定の割引率で現在の価値に割り戻し、その合計から初期投資額を差し引いた値で投資の可否を判断する手法。値が正なら投資に値すると評価する。貨幣の時間的価値を織り込むため、回収期間法より投資判断の精度が高いとされる。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では1回出題されています。
しょうみげんざいかちほう
正味現在価値法(NPV)の意味
将来得られるキャッシュフローを一定の割引率で現在の価値に割り戻し、その合計から初期投資額を差し引いた値で投資の可否を判断する手法。値が正なら投資に値すると評価する。貨幣の時間的価値を織り込むため、回収期間法より投資判断の精度が高いとされる。
正味現在価値法(NPV)の具体例
初期投資1,000万円、以後3年間に毎年400万円の効果が見込め、割引率10%とすると現在価値は約995万円。NPVは約マイナス5万円となり、単純合計では1,200万円で黒字に見える案件が、時間価値を考えると見送り判断になる。
正味現在価値法(NPV)は試験でどう引っ掛けられる?
割引率を上げると将来分の価値が下がり、遠い将来に効果が偏る案件ほど不利になる関係を逆に覚えやすい。また、投資額に対する比率を示す内部収益率とは、規模の異なる案件を比べたときに順位が食い違うことがある。
正味現在価値法(NPV)と関連する用語
正味現在価値法(NPV)が出た過去問
投資効果を正味現在価値法で評価するとき、最も投資効果が大きい(又は最も損失が小さい)シナリオはどれか。ここで、期間は3年間、割引率は5%とし、各シナリオのキャッ…
正解:B
要点:同額でも早く回収するほど正味現在価値は大きい
割引率5%で各年のキャッシュフローを現在価値に直して投資額を引く。1年目の係数は約0.952、2年目は約0.907、3年目は約0.864である。Aは38.1+72.6+103.7=214.3で−5.7、Bは114.3+72.6+34.6=221.4で+1.4、Cは76.2+72.6+69.1=217.9で−2.1となる。総額は同じでも、早い時期に多く回収するBが最も有利になる。
出典:令和4年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問24(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。