バランススコアカードとは?
バランススコアカードとは、財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長という4つの視点から、戦略目標とその達成度指標を設定して経営を管理する手法。
高度試験・午前I(全区分共通)の過去問では6回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ばらんすすこあかーど
バランススコアカードの意味
財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長という4つの視点から、戦略目標とその達成度指標を設定して経営を管理する手法。
バランススコアカードの具体例
「人材育成の目標」は学習と成長の視点、「リードタイム短縮や不良率低減」は内部ビジネスプロセスの視点にあたる。4つの視点の目標を因果関係でつないだ図が戦略マップ。
バランススコアカードは試験でどう引っ掛けられる?
4視点の名称と、そこに置くべき指標の対応が定番の出題。人材・組織能力は必ず「学習と成長」。
バランススコアカードと関連する用語
バランススコアカードが出た過去問
ITベンダにおけるソリューションビジネスの推進で用いるバランススコアカードの、学習と成長のKPIの目標例はどれか。ここで、ソリューションとは“顧客の経営課題の達…
正解:情報戦略のコンサルティングサービスに重点を置くために、社内要員30名をITのプロフェッショナルとして育成する。
要点:人材育成の目標は学習と成長の視点のKPI
バランススコアカードの学習と成長の視点は、人材の育成や組織能力の向上といった将来の成果を生む基盤に関する指標を扱う。コンサルティングを担える技術者を社内で一定数育てるという目標は、人材面の能力構築そのものなのでこの視点に該当する。
出典:平成28年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問23(IPA)IT投資に対する評価指標の設定に際し,バランススコアカードの手法を用いてKPIを設定する場合に,内部ビジネスプロセスの視点に立ったKPIの例はどれか。
正解:注文受付から製品出荷までの日数を3日短縮とする。
要点:BSCの4視点:財務・顧客・内部プロセス・学習と成長
バランススコアカードの内部ビジネスプロセスの視点は、業務プロセスそのものの効率や品質を測る。注文受付から出荷までの日数(リードタイム)の短縮は、社内の業務プロセスの改善度合いを示す指標なのでこの視点に当たる。営業利益率は財務、クレーム件数は顧客、研修受講率は学習と成長の視点である。
出典:平成29年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問24(IPA)IT投資に対する評価指標の設定に際し、バランススコアカードの手法を用いてKPIを設定する場合に、内部ビジネスプロセスの視点に立ったKPIの例はどれか。
正解:注文受付から製品出荷までの日数を3日短縮とする。
要点:BSCの内部ビジネスプロセス視点は業務効率・リードタイム
バランススコアカードは、財務・顧客・内部ビジネスプロセス・学習と成長の4つの視点から業績評価指標を設定する手法である。内部ビジネスプロセスの視点は、顧客満足や財務成果を生み出すために社内の業務プロセスをどう改善するかを見るもので、リードタイム短縮は代表的な指標である。
出典:平成30年度 秋期 高度共通_午前I試験 am1 問24(IPA)バランススコアカードの四つの視点とは、財務、学習と成長、内部ビジネスプロセスと、もう一つはどれか。
正解:顧客
要点:BSCの4視点は財務・顧客・内部プロセス・学習と成長
バランススコアカードは、企業の業績を財務指標だけで測らず、財務/顧客/内部ビジネスプロセス/学習と成長の4つの視点で目標と指標を設定する手法である。残る1つは顧客の視点で、顧客満足度やシェアなどを扱う。
出典:令和3年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問29(IPA)バランススコアカードで使われる戦略マップの説明はどれか。
正解:財務、顧客、内部ビジネスプロセス、学習と成長という四つの視点を基に、課題、施策、目標の因果関係を表現したもの
要点:戦略マップはBSCの四つの視点を因果関係でつないだ図
戦略マップは、バランススコアカードの財務・顧客・内部ビジネスプロセス・学習と成長という四つの視点を縦に並べ、下位の視点の取組みが上位の成果につながる因果関係を矢印で結んで可視化した図である。戦略の筋道を関係者で共有するために用いる。
出典:令和5年度 春期 高度共通_午前I試験 am1 問26(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。