内部不正と物理的セキュリティ対策とは?ないぶふせいとぶつりてきせきゅりてぃたいさく
内部不正は、正規の権限を持つ従業員や委託先がその権限を悪用して情報を持ち出す脅威で、境界を守る技術的対策では止まらない。効くのは権限の最小化、職務分掌、操作ログの取得と「記録している」ことの周知、そして入退室管理や施錠といった物理面の統制である。
最終更新:2026-10-07
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ファイアウォールや認証は「権限のない者を入れない」ための仕組みで、すでに権限を持つ者には効かない。したがって内部不正の対策は、犯行を不可能にするのではなく割に合わなくする方向で組み立てる——見つかる確率を上げ、一人で完結できないようにする、という設計になる。
具体例
2014年のベネッセの顧客情報流出は、業務委託先の技術者が付与された権限のまま約3,500万件を持ち出した事例である。サーバ室の入退室をICカードで記録する、大量出力を検知して上長へ通知するといった対策は、いずれも「見つかる」側を強めている。
試験での引っ掛け
技術的対策と物理的対策を対立させないこと。ショルダーハッキング(画面の盗み見)やテールゲーティング(正規入室者に続いて入る)は物理的な脅威で、暗号化やアクセス制御では防げない。ソーシャルエンジニアリングも人を欺く手口で、システム側の対策では止まらない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。