ベンチマーキングとは?べんちまーきんぐ
ベンチマーキングとは、自社の業務プロセスや指標を、優れた実践をしている組織と比較し、差が生まれる理由をたどって自社の改善につなげる手法。順位を知ることが目的ではなく、その水準を生んでいるやり方を突き止め、自社へ移せる形にするところまでを含む。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
自社の中だけで改善を積むと議論が前年比に閉じ、到達できる水準の天井が見えなくなる。外に実際に達成している組織があると分かれば、その差は能力の限界ではなく方法の差だと言い切れる。比較相手を業界内に限らないのは、同じ工程を得意とする組織がむしろ異業種にいることが多いため。
具体例
ゼロックスは1980年前後、自社の受注処理と物流のリードタイムをアウトドア用品通販のL.L.Beanと比較し、同社の倉庫作業の設計から改善点を取り込んだ。異業種と比べたことで、同業比較では見えなかった水準が基準になった。
試験での引っ掛け
比較相手は同業の競合とは限らず、異業種の優れた実践と比べるのがむしろ典型。「業界内の他社と比較する手法」と限定した選択肢は誤り。機器やソフトウェアの性能を測るベンチマークテストとも別語で、目的は数値の順位づけではなく差を生んでいるプロセスの解明にある。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問16(IPA)解説で登場
ティアダウンの説明はどれか。
正解:他社の製品を分解し、分析して自社の製品と比較することによって、コストや性能面でより高い競争力をもった製品を開発する手法
要点:ティアダウンは他社製品を分解し比較する改善手法
ティアダウンは競合他社の製品を実際に分解し、部品構成、材料、加工方法、組立工数などを自社製品と比較して、コストや性能で上回る製品づくりにつなげる手法である。原価低減や設計改善のためのベンチマーキング手法として用いられる。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの8 経営戦略 > 1. 経営戦略手法 > (1) 経営戦略に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。