VRIO分析とは?ぶりおぶんせき
VRIO分析とは、経営資源が持続的な競争優位を生むかどうかを、4つの条件を順に当てて判定する枠組み。まず経済的価値(Value)があるか、次に希少(Rarity)か、まねるのに費用と時間がかかるか(Inimitability)、最後にそれを活かす組織(Organization)が整っているか。どこまで通過したかで、競争均衡・一時的優位・持続的優位という結論が決まる。
最終更新:2026-10-06
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業界の魅力度から戦略を導く見方では、同じ業界にいる企業どうしの差を説明できない。差は各社が持つ資源の側にあるはずだ、という資源ベースの発想を、バーニーが順を追った判定手続きの形にしたのがVRIO。その資源に投資し続ける意味があるかどうかを、印象ではなく決まった問いの並びで答えられるようにした。
具体例
自社で作り込んだ需要予測モデルに価値と希少性があっても、同等の機能を外部ベンダから買えるなら模倣困難性で落ち、持続的優位にはならない。逆にトヨタ生産方式は、仕組み自体は公開されていても現場の運用と人の育成まで含めた再現が難しく、組織の条件まで満たしている例として語られる。
試験での引っ掛け
4条件は順に判定し、欠けた時点でそこまでで結論が決まる(価値のみ=競争均衡、+希少性=一時的優位、+模倣困難性=持続的優位の潜在力、+組織で初めて実現)。Oを「組織の規模」と読まないこと。問われているのは資源を活かせる制度・仕組みがあるかどうか。VRIOは内部資源を見る枠組みで、業界構造を見るファイブフォース分析とは向きが逆になる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問7(IPA)解説で登場
環境分析の代表的なフレームワークについて,外部環境を分析するものと内部環境を分析するもので整理した図のcに当てはまるものはどれか。ここで,ア〜エはa〜dのいずれ…
正解:SWOT分析
要点:SWOT分析は内部と外部の分析結果を統合して整理する枠組み
外部環境の分析にはマクロ環境を見るPEST分析と、業界構造を見るファイブフォース分析があり、内部環境の分析にはVRIO分析とバリューチェーン分析がある。3C分析は顧客・競合という外部と自社という内部の両方を扱い、その内外の分析結果を強み・弱み・機会・脅威に整理して戦略の方向性を導くのがSWOT分析である。したがって内外双方を統合する位置にあるcはSWOT分析となる。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの8 経営戦略 > 1. 経営戦略手法 > (3) 事業戦略に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。