PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)とは?ぴーぴーえむ
PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)とは、縦軸に市場成長率、横軸に相対的市場占有率をとって事業を4象限に置き、経営資源をどこへ配るかを決める手法。金のなる木が生む現金を問題児や花形へ回して次の柱を育てる、という資金の循環を読むための道具で、負け犬は撤退の候補になる。ボストン・コンサルティング・グループが考案した。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
個別に見れば赤字の事業でも、将来の柱になるなら投資を続ける理由がある。逆に稼いでいる事業も、市場が伸びていなければ追加投資の効率は悪い。全社の資金をどこから取ってどこへ入れるかは事業単位の損益だけでは決められず、その判断を成長率と占有率という2軸に置き換えて見えるようにしたのがPPM。中期経営計画で事業の取捨を説明するときの共通言語になる。
具体例
日立製作所は、成熟した事業の売却・再編で得た資金を、成長分野と位置づけたLumadaのデジタル事業へ振り向ける形で事業ポートフォリオを組み替えてきた。稼ぐ事業が生んだ現金を次の柱へ移すという流れが、そのまま金のなる木から花形・問題児への配分にあたる。
試験での引っ掛け
縦軸が市場成長率、横軸が市場占有率。逆に覚えると4象限の名前がすべて入れ替わってしまう。占有率は自社の絶対的なシェアではなく、業界最大手に対する相対シェアで測るのが原型。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問7(IPA)
プロダクトポートフォリオマネジメント(PPM)マトリックスのa、bに入れる語句の適切な組合せはどれか。
正解:a:市場成長率 b:市場占有率
要点:PPMは縦軸に市場成長率、横軸に市場占有率をとる
PPMマトリックスは、縦軸に市場成長率、横軸に市場占有率(相対的市場シェア)をとって事業を4象限に位置付ける。占有率が高く成長率も高い左上が花形、成長率は高いが占有率が低い右上が問題児、成長率は低いが占有率が高い左下が金のなる木、どちらも低い右下が負け犬となり、資源配分の判断に用いる。
出典・参考
高度試験 午前I(基本情報 相当)のシラバスの8 経営戦略 > 1. 経営戦略手法 > (2) 全社戦略に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。