ファイブフォース分析とは?
ファイブフォース分析とは、ポーターが示した業界構造分析の枠組み。「既存企業間の敵対関係」を中心に置き、「新規参入の脅威」「代替品の脅威」「買い手の交渉力」「売り手(供給業者)の交渉力」の4つが取り囲む。5つの力が強いほど業界の収益性は低くなると考え、どこに手を打てば利益を確保できるかを検討する。
ITストラテジスト試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2021年度)。
ふぁいぶふぉーすぶんせき
ファイブフォース分析の意味
ポーターが示した業界構造分析の枠組み。「既存企業間の敵対関係」を中心に置き、「新規参入の脅威」「代替品の脅威」「買い手の交渉力」「売り手(供給業者)の交渉力」の4つが取り囲む。5つの力が強いほど業界の収益性は低くなると考え、どこに手を打てば利益を確保できるかを検討する。
ファイブフォース分析の具体例
部品メーカが特定の素材を1社からしか調達できない場合、売り手の交渉力が強く利幅が圧迫される。代替素材の開発や複数購買によって、この力を弱める戦略をとる。
ファイブフォース分析は試験でどう引っ掛けられる?
中心に置かれるのは「既存企業同士の敵対関係」であって、新規参入や代替品ではない。また「補完財の提供者」は本来の5つの力には含まれない。
ファイブフォース分析と関連する用語
ファイブフォース分析が出た過去問
環境分析の代表的なフレームワークについて,外部環境を分析するものと内部環境を分析するもので整理した図のcに当てはまるものはどれか。ここで,ア〜エはa〜dのいずれ…
正解:SWOT分析
要点:SWOT分析は内部と外部の分析結果を統合して整理する枠組み
外部環境の分析にはマクロ環境を見るPEST分析と、業界構造を見るファイブフォース分析があり、内部環境の分析にはVRIO分析とバリューチェーン分析がある。3C分析は顧客・競合という外部と自社という内部の両方を扱い、その内外の分析結果を強み・弱み・機会・脅威に整理して戦略の方向性を導くのがSWOT分析である。したがって内外双方を統合する位置にあるcはSWOT分析となる。
出典:平成28年度 秋期 ITストラテジスト試験 am2 問7(IPA)ファイブフォース分析は,業界構造を,業界内で競争が激化する五つの要因を用いて図のように説明している。図中のaに入る要因はどれか。
正解:業者間の敵対関係
要点:ファイブフォースの中心は既存企業同士の敵対関係
ファイブフォース分析は、業界の収益性を左右する5つの競争要因で構造を捉える。新規参入の脅威、代替品の脅威、売り手(供給業者)の交渉力、買い手の交渉力の4つが周囲から圧力をかける形で図示され、その中心に位置するのが既存企業同士の競争、すなわち業者間の敵対関係である。
出典:平成29年度 秋期 ITストラテジスト試験 am2 問7(IPA)ファイブフォース分析において、企業の競争力に影響を与える五つの要因として、新規参入者の脅威、バイヤの交渉力、競争業者間の敵対関係、代替製品の脅威と、もう一つはど…
正解:サプライヤの交渉力
要点:ファイブフォースの5つ目は売り手(サプライヤ)の交渉力
ポーターのファイブフォース分析は、業界の収益性を左右する5つの競争要因を、新規参入者の脅威、代替製品・サービスの脅威、買い手(バイヤ)の交渉力、売り手(サプライヤ)の交渉力、既存競争業者間の敵対関係として整理する。したがって残る一つはサプライヤの交渉力である。
出典:令和1年度 秋期 ITストラテジスト試験 am2 問13(IPA)ファイブフォース分析は、業界構造を、業界内で競争が激化する五つの要因を用いて図のように説明している。図中のaに入る要因はどれか。
正解:業者間の敵対関係
要点:ファイブフォースの中心は既存業者間の敵対関係
ファイブフォース分析は業界の競争構造を5つの力で説明する。新規参入の脅威、代替品の脅威、売り手の交渉力、買い手の交渉力の4つが周囲から中央に働きかける形で描かれ、中央に置かれるのは既存の競争業者どうしの敵対関係(業界内の競争の激しさ)である。
出典:令和3年度 春期 ITストラテジスト試験 am2 問6(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。