コアコンピタンスとは?こあこんぴたんす
コアコンピタンスとは、顧客に特別な価値をもたらし、他社が容易にまねできず、複数の事業や市場へ横に展開できる中核的な能力。個々の製品ではなく、その裏側にある技術とノウハウの束を指す。プラハラードとハメルが提唱した概念で、どの事業を残しどこを外部に任せるかの線引きは、この能力に当たるかどうかで判断する。
最終更新:2026-10-06
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製品を単位に競争力を語ると、その製品の市場が消えた瞬間に強みも消えたことになってしまう。だが実際には、製品が入れ替わっても残り続ける能力があり、それが次の事業を生む。事業ポートフォリオを組み替えるときに「何を手放し、何は絶対に残すか」を決める基準として、この考え方が要る。
具体例
村田製作所は、材料の配合と積層・微細加工の技術を核に、通信機器向けの電子部品から車載や医療関連へと用途を広げてきた。売れる製品は世代ごとに入れ替わるが、その裏にある技術の束が競争力として残り続けている。
試験での引っ掛け
価値があるだけでは足りず、模倣が難しいことと他分野へ展開できることの両方を満たして初めて該当する。売上の大きい主力製品そのものはコアコンピタンスではない。指しているのは能力であって製品ではない、という点が識別の要。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問8(IPA)
コアコンピタンスに該当するものはどれか。
正解:競合他社よりも効率性が高い生産システム
要点:コアコンピタンスは模倣困難で価値を生む自社中核の能力
コアコンピタンスとは、競合他社にはまねのできない自社中核の能力であり、顧客価値をもたらし複数の事業へ展開できることが条件とされる。競合より効率性の高い生産システムは、自社が蓄積した組織的な能力であり模倣が難しいため、コアコンピタンスに該当する。市場の成長率やシェア、競合状況は外部環境や成果を表す指標であって、能力そのものではない。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの8 経営戦略 > 1. 経営戦略手法 > (2) 全社戦略に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。