BOM(部品表)とは?ぶひんひょう
BOM(部品表)とは、BOM(Bill of Materials)は、製品を構成する部品と材料の親子関係と員数を定義したデータ。設計用と製造用があり、所要量計算や原価計算はすべてここを起点にする。生産系のシステムを整備するとき最初に整合させるべき基準データとして問われる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
図面と手配の指示が別々の書類だった時代は、設計変更が現場へ伝わるまでに時間差が生じ、古い部品が作られ続けた。同じ構成情報を一つのデータとして持ち、設計と製造で参照させることでこの時間差を潰す発想が部品表である。生産管理の刷新が失敗する原因の大半はこのデータの不整合にあり、システムの選定より前に決着させるべき論点として扱われる。
具体例
シーメンスのTeamcenterやダッソー・システムズのENOVIAのような製品情報管理の基盤で設計用の構成を管理し、工程順を織り込んだ製造用の構成へ変換して基幹システムへ渡す構成が広く採られている。変換の規則と変更管理の窓口を決めておかないと、両者が静かにずれていく。
試験での引っ掛け
単なる部品の一覧ではなく、階層構造と員数、そして有効日付を持つ点が要である。設計用と製造用を別々の部門が独立に管理すると不整合が生じ、所要量計算の結果そのものが信用できなくなる。部品表が崩れると生産計画も原価計算も同時に崩れる。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問16(IPA)
ある期間の生産計画において、表の部品表で表される製品Aの需要量が10個であるとき、部品Dの正味所要量は何個か。ここで、ユニットBの在庫残が5個、部品Dの在庫残が…
正解:90
要点:正味所要量は上位品の在庫を引いてから下位品の所要量を積み上げる
製品Aが10個必要なので、ユニットBの総所要量は10×4=40個、在庫5個を差し引いて正味35個、ユニットCは10×1=10個である。部品Dはユニットに1個当たり3個と1個が必要なので総所要量は35×3+10×1=115個、在庫25個を差し引くと正味所要量は90個となる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。