コールドサイトとは?こーるどさいと
コールドサイトとは、建物・電源・空調・回線といった設備だけを確保しておき、機器は被災してから調達・搬入して構築する方式。三方式の中で費用は最も安く、業務再開までの時間は最も長い。ホット・ウォームと並ぶ三方式のうち平常時の負担を最小にする端に位置し、選ぶ根拠は業務のRTOになる。
最終更新:2026-10-06
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すべての業務に短い復旧時間を約束すると、代替設備の費用がそのまま二重に乗る。復旧まで数日から数週間かかっても事業として耐えられる業務は現実に存在し、そこへ常時待機の設備を置くのは資源の誤配分になる。方式を三段に分けたのは、業務ごとのRTOに費用を合わせるための選択肢を作るため。
具体例
代替拠点として床・電源・回線だけを契約しておき、被災後にサーバを手配して構築し、数日から数週間で業務を再開する。行政や研究用途の長期保管系のように、停止が直接収益に響かない業務で選ばれる。
試験での引っ掛け
「安いから常に不適切」ではなく、RTOが数日以上で合意できる業務なら合理的な解になる——条件次第で最適解が動くところが問われる。もう一点、施設を確保してもバックアップ媒体の遠隔保管は別に要る。箱があってもデータが被災地に残っていれば復旧できない。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問10(IPA)解説で登場
災害時における復旧対策の説明のうち、ウォームサイトのものはどれか。
正解:あらかじめシステムを稼働させるために必要な電源、ネットワークなどの設備を備えた拠点に、本番環境とほぼ同じシステムを非稼働状態で待機させておき、災害時にはこのシステムを稼働させて復旧する。
要点:ウォームサイトは機器を用意して非稼働待機。起動して復旧する
ウォームサイトは、電源やネットワークなどの設備を備えた拠点に本番とほぼ同じシステムを用意しておくが、非稼働の状態で待機させておき、災害時に起動して復旧する方式である。常時稼働で即座に切り替えられるホットサイトより復旧に時間はかかるが、維持費用を抑えられる。設備だけを確保して災害時に機器を持ち込むのはコールドサイトである。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの2 コンピュータシステム > 1. システムの構成 > (2) システム構成に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。