目標設定理論/MBO(目標による管理)とは?もくひょうせっていりろん
目標設定理論は、具体的で適度に困難な目標を本人が納得して引き受け、進捗のフィードバックが返るほど成果が上がるとする動機付けの理論。MBO(Management by Objectives=目標による管理)はその運用形で、上司が一方的に割り当てず本人参加で目標を設定し、期末に達成度を本人とともに評価する。プロジェクトでは要員個人の目標を成果物や品質の目標へ接続する手段になる。
最終更新:2026-10-06
プロジェクトマネージャを最短で暗記・合格する →背景
指示と監督だけで管理できたのは作業内容が目で見える仕事までで、成果が見えにくい知的労働では動かないことが分かってきたのが出発点。何をするかを命じるのではなく、達成すべき成果を本人と合意する管理法として1950年代に提唱された。プロジェクトはさらに事情が重く、要員の人事評価権は本籍部門が持ったままPMが指揮するため、プロジェクトの目標と個人の評価をつなぐ仕掛けがないと動機が働かない。
具体例
ドラッカーが『現代の経営』(1954年)で示した管理法で、現在も多くの企業の人事制度に組み込まれている。プロジェクトでは「品質を上げる」ではなく「担当モジュールの単体テスト網羅率80%以上、レビュー指摘の再発ゼロ」と設定し、隔週で実績を本人に示す形になる。
試験での引っ掛け
同じMBOでも経営・財務の分野ではマネジメントバイアウト(経営陣による自社買収)を指すので、設問がどちらの分野かで判断する。理論の側では「目標は高いほどよい」が誤りで、達成不可能な目標は期待をゼロにして逆効果になる。数値目標だけを置くと測れる指標へ行動が偏る副作用も問われる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。