HTTPとは?えいちてぃーてぃーぴー
HTTPとは、Webのリソースをやり取りするリクエスト/レスポンス型のアプリケーション層プロトコル。GET・POST・PUT・DELETE・HEADなどのメソッドと、200番台の成功・300番台のリダイレクト・400番台のクライアントエラー・500番台のサーバエラーというステータスコードで構成される。HTTP/1.1でKeep-Aliveによる持続接続、HTTP/2でストリーム多重化とヘッダ圧縮、HTTP/3でUDP上のQUICを採用し、いずれも往復回数の削減が主眼になっている。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
HTTP/1.0はリクエストのたびにTCPコネクションを張り直す設計で、画像を多数含むページでは3ウェイハンドシェイクの往復だけで時間が溶けた。1.1の持続接続でも1本の中では順番待ちが起き、先頭の重い応答が後続を止めるヘッドオブラインブロッキングが残る。2でのストリーム多重化、3でのUDPベース化は、この往復と待ちを削るための積み重ねである。回線の遅延がそのまま体感速度になるため、拠点設計や回線選定の説明で必ず絡んでくる。
具体例
仕様はIETFが RFC 9110 以降のシリーズとして整理しており、QUICは RFC 9000 で規定されている。GETは引数をリクエスト行のURLに載せ、POSTはメッセージボディに載せるため、同じ検索でも前者はブラウザの履歴やプロキシのアクセスログに残る。
試験での引っ掛け
URLは長さの制限があり中身がログや履歴に残るので、機密情報の送信にGETは不適切。ステータスコードの区分では、リダイレクトの300番台をクライアントエラーに混ぜた選択肢が定番。HTTP/2やHTTP/3の多重化はTCPやQUICのコネクションを1本に束ねるものであり、暗号化そのものはTLSが担う。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問15(IPA)
チャットアプリケーションのようなWebブラウザとWebサーバ間でのリアルタイム性の高い双方向通信に利用されているWebSocketプロトコルの特徴はどれか。
正解:Webブラウザは最初にHTTPを使ってWebサーバにハンドシェイクの要求を送る。
要点:WebSocketはHTTPで握手した後に双方向通信へ移行する
WebSocketでは、まずクライアントがHTTPリクエストにUpgradeヘッダを付けてハンドシェイクを要求し、サーバが応じるとプロトコルがWebSocketへ切り替わる。以後は同じTCPコネクション上で、サーバからの送信も含めた双方向通信を低いオーバヘッドで継続できる。ポーリングを繰り返す必要がないため、チャットのようなリアルタイム用途に適する。
出典:平成30年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問15(IPA)解説で登場
WebSocketの説明として、適切なものはどれか。
正解:通信はGETメソッドで始まり、クライアントとサーバ間でハンドシェイクをして接続が確立する。
要点:WebSocketはHTTPのGETによる握手から始まる
WebSocketの通信は、クライアントがUpgradeヘッダを付けたHTTPのGETリクエストを送るところから始まる。サーバがステータスコード101で応じるとハンドシェイクが成立し、以後は同じTCPコネクション上でWebSocketの双方向通信へ切り替わる。
出典:平成30年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問18(IPA)
出典:令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問14(IPA)
HTTPを使って、Webサーバのコンテンツのアップロードや更新を可能にするプロトコルはどれか。
正解:WebDAV
要点:WebDAVはHTTP拡張でコンテンツを更新できる
WebDAVはHTTPを拡張し、Webサーバ上のファイルを分散して編集・管理できるようにしたプロトコルである。コピー・移動・削除・ロック・プロパティ操作などのメソッドが追加されており、コンテンツのアップロードや更新をHTTP上で行える。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 5. ネットワーク応用 > (1) インターネットに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。