QUICとは?くいっく
QUICとは、UDPの上に構築され、暗号化・多重化・輻輳制御をまとめて内蔵したトランスポートプロトコル。接続確立と鍵交換を同じ往復に畳み込んで待ち時間を減らし、ストリームを独立させることでTCPで起きる先頭ブロッキングを解消する。HTTP/3の土台となる。
最終更新:2026-10-06
ネットワークSPを最短で暗記・合格する →背景
TCPとTLSは別々に往復を消費するため、応答の速さが往復時間に支配される。さらにTCP自体を改良しても、経路上のファイアウォールや負荷分散装置が未知の挙動を落とすため新機能が普及しないという硬直が起きていた。そこでどの経路でも素通しされるUDPを土台にし、更新の効くアプリケーション側へ機能を移した。運用側から見れば、可視性と制御点が経路から端点へ移ったという変化である。
具体例
社内プロキシ経由でGoogleやCloudflareが配信するサイトへ出る構成で、UDPの443番を閉じるとブラウザはTCPのHTTP/2へ降格する。降格は成功するので障害には見えないが、試行の待ち時間だけ体感が遅くなる。遮断するなら意図して行い、降格の割合を監視で見ておく。
試験での引っ掛け
UDPを一律に遮断する設計では通らず、黙ってTCPへ降格して遅くなるだけなので不調として報告されにくい。またコネクションIDで接続を識別するため送信元IPが変わっても切れず、送信元IPのハッシュで振り分ける負荷分散とは前提が合わない。ペイロードが見えないので、キャプチャによる切り分けも従来どおりにはいかない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。