ポート番号とは?
ポート番号とは、同一ホスト上のどのアプリケーションへ渡すかを識別する16ビットの番号。TCPとUDPの双方のヘッダにある。0〜1023がウェルノウンポート、1024〜49151が登録済みポート、49152〜65535が動的・私用ポート。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では14回出題されています(2016年度〜2025年度)。
ぽーとばんごう
ポート番号の意味
同一ホスト上のどのアプリケーションへ渡すかを識別する16ビットの番号。TCPとUDPの双方のヘッダにある。0〜1023がウェルノウンポート、1024〜49151が登録済みポート、49152〜65535が動的・私用ポート。
ポート番号の具体例
HTTPは80、HTTPSは443、SSHは22、SMTPは25、DNSは53、SNMPは161(トラップは162)、RADIUS認証は1812。
ポート番号は試験でどう引っ掛けられる?
接続先ポートはURLのスキームで決まる(httpsなら明示がなければ443)。またTCPの80番とUDPの80番は別のものとして扱われる。
ポート番号と関連する用語
ポート番号が出た過去問
インターネットプロトコルのTCPとUDP両方のヘッダに存在するものはどれか。
正解:送信元ポート番号
要点:ポート番号はTCP・UDP両方のヘッダに共通する
TCPヘッダとUDPヘッダに共通して存在するのは、送信元ポート番号・宛先ポート番号・チェックサムである。ポート番号はトランスポート層でアプリケーションを識別するために両者とも必要になる。一方、シーケンス番号やウィンドウサイズはTCPだけがもつ。
出典:平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10(IPA)社内ネットワークとインターネットの接続点に、ステートフルインスペクション機能をもっていない、静的なパケットフィルタリング型のファイアウォールを設置している。この…
正解:PC→SMTPサーバ: 送信元1024以上/宛先25、SMTPサーバ→PC: 送信元25/宛先1024以上
要点:SMTPは宛先25番、戻りは送信元25番を許可する
SMTPの待受けポートは25番なので、PCからSMTPサーバへ向かうパケットは宛先ポート25番、送信元ポートはPCが動的に割り当てる1024番以上となる。ステートフルインスペクションがない静的フィルタリングでは戻りの通信も明示的に許可する必要があり、SMTPサーバからPCへ向かうパケットは送信元25番、宛先1024番以上を許可する。
出典:平成28年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問20(IPA)SMTPに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:迷惑メールの防止のために、メールクライアントからの電子メール送信とメールサーバ間での電子メール転送とで、異なるポート番号を利用できる。
要点:メール送信用に25番と587番のポートを使い分ける
迷惑メール対策として、メールクライアントからの送信(サブミッション)には587番ポートを使い、SMTP認証を行ったうえで受け付ける運用が広まっている。メールサーバ間の転送は従来どおり25番ポートを使うため、両者を別のポート番号で扱い分けられる。
出典:平成29年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問9(IPA)FTPによるファイル転送には、制御用とデータ転送用の二つのコネクションが用いられる。これらのコネクションに関する記述のうち、適切なものはどれか。ここで、FTPは…
正解:どちらのコネクションの確立もクライアントからサーバに対して行う。
要点:パッシブモードFTPは制御もデータもクライアント発
パッシブモードのFTPでは、制御用コネクションはクライアントからサーバの21番へ確立する。続いてクライアントがPASVコマンドを送ると、サーバは待ち受けるポート番号を通知し、データ転送用コネクションもクライアントからサーバへ確立する。どちらもクライアント発信となるため、クライアント側のファイアウォールを通しやすい。
出典:平成29年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問14(IPA)未使用のIPアドレス空間であるダークネットに到達する通信の観測において、送信元IPアドレスがA、送信元ポート番号が80/tcpのSYN/ACKパケットを受信した…
正解:IPアドレスAを攻撃先とするサービス妨害攻撃
要点:ダークネット観測のSYN/ACKは送信元へのDoSの痕跡
ダークネットには本来通信が届かないので、そこにSYN/ACKが届いたということは、Aが送信元を偽装したSYNを受け取り、その偽装先へ応答を返した結果と考えられる。これはバックスキャッタと呼ばれる現象で、送信元を詐称した大量のSYNがAへ送られている、すなわちAを標的とするサービス妨害攻撃が進行中だと推測できる。
出典:平成29年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。