DNSとは?
DNSとは、ドメイン名とIPアドレスなどの情報を対応付ける分散データベースシステム。ルートから順に委譲された階層構造をもち、権威サーバがゾーン情報を持ち、キャッシュサーバ(フルサービスリゾルバ)が反復問合せで答えを集める。通常はUDP 53番、応答が大きい場合やゾーン転送ではTCP 53番を使う。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では15回出題されています(2017年度〜2025年度)。
でぃーえぬえす
DNSの意味
ドメイン名とIPアドレスなどの情報を対応付ける分散データベースシステム。ルートから順に委譲された階層構造をもち、権威サーバがゾーン情報を持ち、キャッシュサーバ(フルサービスリゾルバ)が反復問合せで答えを集める。通常はUDP 53番、応答が大きい場合やゾーン転送ではTCP 53番を使う。
DNSの具体例
端末はキャッシュサーバへ再帰問合せを出し、キャッシュサーバがルート→TLD→権威サーバの順に反復問合せを行う。
DNSは試験でどう引っ掛けられる?
ホスト名とIPアドレスの対応は1対1ではなく多対多に設定できる(1つのIPに複数の名前、1つの名前に複数のIP)。
DNSと関連する用語
DNSが出た過去問
DNSゾーンデータファイルのMXレコードに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:先頭フィールド(NAMEフィールド)には、メールアドレスのドメイン名を記述する。
要点:MXレコードはドメイン宛メールの配送先を示す
MXレコードは、あるドメイン宛ての電子メールをどのホストが受け取るかを示すレコードである。NAMEフィールドにはメールアドレスの@より後ろに当たるドメイン名を書き、その配送先となるメール交換ホストの名前とプリファレンス値を指定する。
出典:平成29年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6(IPA)DNSSECの機能はどれか。
正解:DNSサーバから受け取るリソースレコードに対するディジタル署名を利用して、リソースレコードの送信者の正当性とデータの完全性を検証する。
要点:DNSSECは署名でレコードの正当性と完全性を検証
DNSSECは、DNSの応答に含まれるリソースレコードへディジタル署名を付ける拡張である。問合せ側は公開鍵で署名を検証することで、そのレコードが正当な権威サーバから出されたものであり、途中で改ざんされていないことを確認できる。これによりキャッシュポイズニングを防げる。
出典:平成29年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問19(IPA)DNSの再帰的な問合せを使ったサービス不能攻撃(DNS amp攻撃)の踏み台にされることを防止する対策はどれか。
正解:DNSサーバをキャッシュサーバとコンテンツサーバに分離し、インターネット側からキャッシュサーバに問合せできないようにする。
要点:DNS amp対策は外部からの再帰問合せを止めること
DNS amp攻撃は、送信元を詐称した問合せをオープンリゾルバへ送り、大きな応答を標的へ集中させる攻撃である。したがって、外部から自由に再帰問合せできる状態をなくすことが対策になる。キャッシュサーバとコンテンツサーバを分け、キャッシュサーバへはインターネット側から問い合わせられないようにすればよい。
出典:平成29年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問21(IPA)DNSでのホスト名とIPアドレスの対応付けに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:一つのホスト名に複数のIPアドレスを対応させることも、複数のホスト名に同一のIPアドレスを対応させることもできる。
要点:DNSのホスト名とIPアドレスは多対多で対応できる
DNSでは、1つのホスト名に複数のAレコードを登録して複数のIPアドレスを対応させることができ(DNSラウンドロビンなど)、逆に複数のホスト名へ同じIPアドレスを対応させることもできる(1台のサーバでの複数サイト運用など)。対応関係は多対多で構わない。
出典:平成30年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問7(IPA)DNSゾーンデータファイルのNSレコードに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:ゾーン分割を行ってサブドメインに権限委譲する場合は、そのネームサーバをNSレコードで指定する。
要点:NSレコードはゾーンの権威サーバと委譲先を示す
NSレコードは、あるゾーンの権威をもつネームサーバを示すレコードである。上位のゾーンからサブドメインを切り出して別のサーバに管理を任せる(権限委譲する)ときは、上位ゾーンにサブドメイン名のNSレコードを書いて委譲先のネームサーバを指定する。
出典:令和1年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問8(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。